4月27日、28日と千葉県幕張メッセで行われたニコニコ動画の一大イベント「ニコニコ超会議2」。(写真ギャラリーはこちら)
2日間で会場来場者10万3561人、ネット来場者509万4944人を動員(主催者発表)した。27日には安倍晋三首相も会場を視察し、ステージで感想を述べた。その発言全文をお届けする。
全文書き起こし
角谷浩一(政治ジャーナリスト。以下、角谷):ニコニコ超会議2を歩いていただいて、この雰囲気いかがですか?安倍首相(以下、安倍):すごい盛り上がっていますね。初めて来ますが、こんなにたくさんの若い皆さんが集まっているとは知りませんでした。
角谷:自民党ブースで少しお話されたと思いますが、そのときの雰囲気は?
安倍:自民党ブースは街宣車のあさかぜを持ってきて、ミニ街頭演説をさせていただきましたが、しかし普通の街頭演説と同じくらいたくさんの皆さんに聞いていただいて、「がんばろうコール」をやったんですが。通常、選挙の時、必ず「がんばろう!」というがんばろうコールをやるんです。だいぶたくさんの人に初体験をしていたけたんじゃないかと思います。
角谷:総理になってからFacebookで日頃の日常生活で、我々がふつう見られないような写真もアップされてて、インターネットとは最近、非常に親和性が高いと思いますけど、インターネットを使ってみて、Facebookとか使ってみていかがですかね?
安倍:実はあのFacebookは女房が始めました。それを見ていて、私は最初、これやめたほうがいいんじゃないかと言ったんです。ハマるから。
安倍:でもなかなかおもしろそうだし、自分の意見をマスコミを通さずに、直接国民の皆さんに届けるには、これは非常に優れているのかなと思いまして、昨年はじめからスタートしました。
いまおかげさまでFacebookで31万人の人にフォローしていただいておりますけど、いろいろな意見がきて、本当に参考になりますし、国会の論戦でもそうなんですが、なかなか私たちがこれは伝えたいと思ったことが、テレビのニュースではカットされたり、新聞ではまったく取り上げられないということが多いものですから。
そういう意味においては、このFacebookで、実際、私がこういうこと言いましたよ、こういうことがあったんですよと伝えると、本当に威力があるなといま実感しております。