必要な情報を、必要な時に受け取っているか
人は本当のところ、どれほどのスピードで情報を入手する必要があるのだろうか。私はSAPの共同CEOジム・ハガマン・スナーベと協力し、マネジャーがどのような情報を必要としているのか、またその情報をどれほどのスピードで必要としているのかを調査した。そこで、上級幹部15名(現職CEO、元CEO、事業責任者を含む)および情報を提供する立場にあるマネジャーを対象にインタビューを実施した。さらに、大手米国企業の上級幹部302名を対象に、必要な情報を受け取るスピードと、より迅速な情報提供を求める声について調査した。
予想通り、多くの回答者(全員というわけではない)は、情報をもっと迅速に提供してほしいと答えている。しかし、より迅速に提供してほしい情報の種類や、どのような状況下で情報提供のスピードを速める必要があるかについては、大きなバラツキが見られた。また、インタビューを受けた幹部それぞれが、情報の種類や頻度について異なるニーズや希望を示していることから、さらに柔軟性を高める必要があることが明らかとなった。
情報提供のスピードが遅く、柔軟性に欠けている背景には、多くの理由が存在する。一部には、部門間で情報を統合し一元管理する必要性があることや、法で定められた財務報告といった外部の影響を受ける事業プロセスとの連携があることなど、ビジネス上のやむをえない理由がある。その他の理由としては、技術的な制約により情報へのアクセスや表示が迅速に行えないといった、あまり正当化できないものもある。次回のブログでは、こうした障害の一部を取り除く方法について述べるつもりだが、今回は、どの情報に迅速性と柔軟性が最も必要とされるかという点に焦点を当てる。情報提供のスピードを速めるには相応の取り組みが必要となるため、優先順位を理解することが役に立つ。
- 第7回 企業内でソーシャルツールを上手に活用する方法 (2013.02.13)
- 第6回 情報の提供をスピードアップする方法 (2013.02.06)
- 第5回 必要な情報を、必要な時に受け取っているか (2013.01.30)
- 第4回 ビジネスで「点と点を線で結ぶ」方法 (2013.01.23)
- 第3回 データ・サイエンティストがいなくても、企業はやっていけるのか (2013.01.16)