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雑談・SS投下スレッド
1
:
管理人
◆HF/rUAjdsg
:2013/01/09(水) 00:06:38 ID:zbnzpDMo0
雑談およびSS投下用にお使い下さい。
要は本スレ同様に使って頂ければおk。
2
:
名無しさん
:2013/01/12(土) 13:52:20 ID:qJZSlGfQ0
>>1
とりあえず乙
3
:
名無しさん
:2013/01/13(日) 01:45:12 ID:WyHBT7Z20
>>1
乙!!
わたぐも氏含め作者の皆さんに帰ってきてほしいなあ。
4
:
名無しさん
:2013/01/18(金) 16:06:37 ID:SCLUqbTo0
いつのまにか私のみつあみは解けていた。
いつのまにか私の髪の毛は金色になっていた。
いつのまにか私のカラダにはタトゥが入っていた。
いつのまにか私は学校に行かなくなっていた。
いつのまにかクスリを飲むことに抵抗がなくなっていた。
いつのまにか男の裸に抵抗がなくなっていた。
いつのまにか・・・・
おかしいなあ・・・
ユサユサと男の上で腰を振りながら一人の元優等生は思う。
かつて親以外に見られたことのなかった一子纏わぬその姿は目の前のおじさんが持つカメ
ラによって世に出回る。もう慣れたものだ。
だけど今日のは少し悪趣味。風紀委員長だった頃、自ら作った規則を読まされた。
1. 頭髪は肩までの長さ。長いものは黒のゴムで縛ること。
2. 髪の色は黒。染髪は黒染めに限る。
3. 華美な化粧は認めない。
4. ブレザーの下は学校指定のカッターシャツ。下着は白とする。
5. スカートは膝が隠れるもの。靴下は白で長さはくるぶし1つ分とする。
背中の半分を覆う金髪で。真っ黒な肌に映える白や濃い色の化粧。
だらしなく前が開いたブレザーの間から見える派手な柄シャツ。
ほとんど役割の果たさない短いスカートを捲くればそこから見える過激な下着。
余すことなく規則を踏みにじる私は本当にダメな子。
デモ、キモチイイ・・・
――圧倒的な開放感。
それまで縛り付けていたものを完膚なきまでぶちこわす快感。
・・・14.援交等淫らな行為の禁止
そこまで言うと私は服を脱いだ。
すかさず男達の肉棒が目の前に突き出される。
私は画面の向こう側に伝わるようにたまらなくいとおしげな表情を浮かべながら
唇で。舌で。唾液で。口内に侵入してきたソレを愛した。
もし私にあの日が無ければ?
一流高校に進んでいただろう。一流大学に進み一流企業に就くことも可能だっただろう。
だけどそんな退屈な世界なんて興味が無い。そんなものを目指していた過去の自分がバカ
だった。この心地よい世界を知った今の私。そんな「たられば」の世界なんて必要ない。
もっともっと堕ちてみたい。二度と這い上がれないところまで・・・・
完
5
:
名無しさん
:2013/01/18(金) 16:09:54 ID:SCLUqbTo0
初代スレのわたぐもさんの短編作品。
これ、堕ちた過程は明かされてなくて妄想膨らんで好きだった。
6
:
名無しさん
:2013/01/20(日) 23:51:54 ID:EoML2nkc0
これは見逃していたけど色々妄想できていいね
基本的には過程重視の作品の方が好きだけど、こういうのもまた味があって好きだ
7
:
名無しさん
:2013/01/26(土) 19:24:23 ID:G8butk.A0
以前に本スレで紹介されてたキミノオモイをコンプした(といっても選択肢ないが)
ビッチに転落していく話としてはかなりいいな
何気ない日常会話や地の文でも少しずつ堕ちていく感が楽しめるので、
こまめにセーブデータつくってそういう会話をすぐ出せるようにしておくとより楽しめるかもしれない
8
:
名無しさん
:2013/01/28(月) 23:55:43 ID:n6P5uvT20
わたぐもさん復帰かな?あっちは変なのが住み着いてるが、
こちらで気楽に投下してくれるとうれしいな
10
:
名無しさん
:2013/01/29(火) 17:56:41 ID:g5ZV0ZE60
ぜひ投下してほしいぜ
11
:
わたぐも
:2013/01/30(水) 00:33:58 ID:LENSzpGc0
私の文章を読んで不快な気持ちになってしまった人はごめんなさい。
前提
・長さとしては中〜長編となります。
・主人公は不良から更生し、ミス○○的なグランプリ(?)で予選を勝ち抜いた女の子
・その大会の本選は2週間後(ちょっと無理があるかもしれませんが・・)
・昔つるんでた男登場。
こんな感じです。
12
:
わたぐも
:2013/01/30(水) 01:08:26 ID:LENSzpGc0
「ふぅ・・・」
自室に戻った絵里はこみ上げる達成感、心地よい疲労感を噛みしめた。
「・・・やった!」
とうとうここまできた。
本選出場。
「あと・・・もう少し!!」
――このままじゃだめだ。
高校に進学後、そう思った彼女は気持ちを入れ替え必死に努力した。
それまでの悪友とも関係を断ち、髪も黒く染め、中学で散々おろそかにした勉強にも励んだ。
そうして見違えるほど変わった彼女はすっかり清楚な才女として人気・実力とも学園内トップの優等生となった。
そんなある日、彼女にあるチャンスが訪れる。
「斎華(絵里の苗字)これ出てみないか?」
職員室で渡されたのはミスコンのチラシ。
「いや、先生的にはこんなもんどうかと思うんだが・・なんせウチはできたばかりの新設の私立高校だろ?
学校側としてはなにか知名度を上げる話題がほしいらしい。 勿論嫌なら断わっておくが・・・」
「やらせてください。」
教師はあまりの返答の早さに驚いた。
「!? えらく早い決断だな・・・ 別に締切はまだ先だしじっくり考えてくれていいんだぞ?」
それでも揺るがない。
中学でゴミのようだった自分が学校側の代表として選ばれた。みんなの代表として。
昔の自分との完全な決別。
「やらせてください。」
13
:
わたぐも
:2013/01/30(水) 01:25:30 ID:LENSzpGc0
それから絵里は寝る間も惜しんで大会に向けた準備をした。
課題の一つ、英語のスピーチの原稿は毎日のようにネイティブの先生に持っていき
その度夜通し改良を加えた。
また、学校側の協力もあり歩き方や魅せ方もコーチが着いた。
厳しい食事制限、ダイエットも熟した。
その結果元々美しかったその容姿は更に磨きがかかりもはやモデルと遜色ないレベル
にまで達した。
通常の学校の勉強も手を抜けないため彼女の負担は相当なものだったが
「変わる。」
彼女のその思いは強かった。
そうして数か月に及ぶ努力の末掴んだ、結果。
うれしくないわけがなかった。
14
:
わたぐも
:2013/01/30(水) 01:41:30 ID:LENSzpGc0
ふとケータイが光っているのが見えた。
取り出してみると会場に駆け付けた学校友人からの数多くの祝福メール。
「ほんとにおめでとう!!!」
「絵里すごい!!!」
「おつかれーーー!!」
・
・
・
絵里は嬉しさのあまり涙が溢れるのを堪えながらそれらのメールを読んでいった。
――ああ、私は変われたんだ。
――こんなにも多くの人が私のことを・・・
感動が薄れていく。
――え?
そうさせたのは祝福メールに紛れた一通の未登録のアドレスの内容。
未登録だが、知っているアドレス。
「よう、ひさしぶり!!
おぼえてるー??
聞いたぜ、すごいじゃん。さすがはオレの元カノ!!www
今ツレにお前と昔撮ったプリクラ見せて盛り上がってるwww
おまえかわりすぎwww」
15
:
わたぐも
:2013/01/30(水) 02:11:10 ID:LENSzpGc0
今日はここまでで。
構想は決まっているので明日また書きに来ます。
16
:
名無しさん
:2013/01/30(水) 07:16:17 ID:0dULc/x.0
乙!
不良→更正→再び堕落って感じかな、楽しみにしてます
17
:
名無しさん
:2013/01/30(水) 17:42:36 ID:cEb5ITbs0
一度更正済みの子が堕ちるってのはありそうでなかったパターンだなあ
続きに期待する
18
:
わたぐも
:2013/01/30(水) 18:36:49 ID:LENSzpGc0
血の気が引いた。
ここまでの自らの努力を写真一つで不意にすることができる。そんな存在。
「ありがとう^^ それ以上他の人にその写真を見せないでくれないかな?」
気休め程度の釘。
しかしそんな釘が刺さらないことは明白だった。
1分後。
「この写真のこと?www」
添付された写真は案の定、今の絵里ではない絵里が安っぽい笑顔で写っている。
(汚い・・・ これが昔の私・・・)
後悔の波が押し寄せる。
(こんなところでなんで邪魔するのよ… いい加減頑張ったじゃん・・
もう・・解放してよ・・)
それは誰に向けた言葉でもない。自らの過去への恨み。
「お願い。 私今変わろうと必死なの。」
そのメールを受け取った男は怒りから強く歯ぎしりした。
「何今更いいこちゃんぶってんだよ・・・
お前はこっち側だろーが・・・」
【今、会場の前なんだわ。送ってやるよ。】
絵里は震えた。
コイツがどういう男か知っている。
そして、このメールが親切心によるものでないことも。
19
:
名無しさん
:2013/01/30(水) 20:45:09 ID:aHSkBPQI0
乙でしたー
せっかくの努力を無碍に帰されそうて実にいいw
20
:
名無しさん
:2013/01/30(水) 21:56:33 ID:E4VXW5h60
わたぐもさん復帰乙!
本スレはもうログ削除しちゃって見てないけど、
休止してから今までの間に何か投下されてたらそのレス番号だけ教えてほしいです
21
:
名無しさん
:2013/01/30(水) 22:29:17 ID:2/JxsBAM0
おっつおつ!
22
:
わたぐも
:2013/01/30(水) 22:43:04 ID:LENSzpGc0
1時間後、
男の家、二度と来るはずのなかった場所に絵里はいた。
「はははは・・ww なんだよその髪ww その化粧www」
クシャクシャと整えた髪を触られる。
「お願い。・・・消して。」
「・・・お前さあ〜こんな化粧じゃないでしょwww」
23
:
名無しさん
:2013/01/30(水) 23:09:16 ID:bdEL9ROg0
続きも見たいけど明日の朝は早いので寝なきゃいかんのが残念…
楽しみにしてますのでがんばって下さい。
24
:
わたぐも
:2013/01/31(木) 01:34:58 ID:ENe18pa.0
散らかる洗面所に立たされた絵里は化粧を全て落とさせられた。
男の女友達が残していった化粧品を握った。
男の持つケータイに映し出された昔の自分に合わせながら化粧を塗りたぐってゆく。
なんて、安っぽい・・・。
どうしてこれがいいと思っていたんだろう・・・
手が進むにつれ鏡に映る自分が安っぽく、安っぽくなってゆく。
一度その世界から出たからわかる。
今目の前に再現されつつある昔の自らの醜さ。
この数か月間の辛い努力が思い出される。
いやだいやだいやだ・・・戻りたくない。
手が震える。
「おーい さっさとしろーwww」
そんな気持ちを眼の外に隣の部屋から男の声。
20分後、最後に口紅を塗り終え、男の前に現れたオンナは紛れもなくあの絵里。
しかし、絵里ではない。
今日彼女に憧れ、応援した友人達の知る絵里ではない。
「あははははwww よー久しぶりじゃんwww おっと泣くなよ?化粧落ちちまうからなwww」
25
:
名無しさん
:2013/01/31(木) 07:12:27 ID:GdPIZTZU0
安っぽいことを自覚してるってのがいいな
26
:
名無しさん
:2013/02/01(金) 23:07:38 ID:fryayOWg0
わたぐもさんの描く、堕落させる側の連中がなんか好きだ
すげえクズどもなのに妙に魅力的というか
27
:
名無しさん
:2013/02/02(土) 00:01:47 ID:Y3HBpkos0
わたぐもさん、これからもこちらで書き続けてください
同感するコメントは励みになるでしょうが
否定的なコメントはモチベーション下がると思いますが
否定するのは簡単だと思いますが
それなら否定するなら自分の作品を書いてみろと思います
書けないくせに文句ばかり言ってるのは相手にしないべきですよ
また、吠えてるとでも思って我が道を突き進んでください
応援していますから
28
:
名無しさん
:2013/02/15(金) 20:00:53 ID:2neJyvaU0
該当作というには微妙だが、武田弘光の同人「マナタマプラス」がほんのり堕落成分があってなかなかよろしげ
彼氏もちの清楚な優等生がDQNに目を付けられ、色々あって快楽を体に叩き込まれて
時々ギャル言葉が出る程度に染まっていくというストーリー
現状はまだ完結していないので今後に期待するってところか
29
:
ファン
:2013/02/16(土) 14:06:59 ID:AFKdaBGk0
わたぐもさんの作品、大好きなんだな
続き書いてください
30
:
名無しさん
:2013/02/17(日) 15:33:03 ID:8Y70W2e60
相変わらず本スレでは変な荒らしが居ついてるんだなあ
こんな超マイナージャンルで職人攻撃する意味がわからんわ
31
:
わたぐも
:2013/02/23(土) 20:52:16 ID:zFr/tDU20
「さてさて、お前の大出世を祝ってやらねーとな」
男は冷蔵庫を開ける。
「あら?からっぽじゃねーかwww」
わざとらしく驚く。
「よし、奢ってやるしド○キいこーぜww」
32
:
わたぐも
:2013/02/23(土) 22:52:10 ID:zFr/tDU20
「食い物系はオレ買ってくるしよーお前は今送ったメールに書いたやつだけ買ってきてくれや。」
そういって男は食品コーナーへと消えていった。
―――チャンス・・・
思い切って彼女はその足を出口に向けた。
しかし瞬時に思い出す。
写真という呪縛。
見えない、だが無二の強度を誇る鎖。
親子連れが自分に近づいてくるのが見える。
しかし絵里に近づいたとき
母親が小さい子の手を握りあからさまに進路を変えた。
(ああ、戻ってきちゃったんだ・・・)
絵里はこの光景を知っていた。
自分を見て離れてゆく人間。
あの時はそれが誇らしかった。
まるで自分を中心にすべてが回っている気分。
しかし、今はただ、悲しかった。
今、自分があの人たちの目にどんな風に映っていたかがわかるから。
33
:
名無しさん
:2013/02/24(日) 11:51:51 ID:YkiM7.Oo0
乙乙
続きを待っていたぜ
34
:
名無しさん
:2013/02/24(日) 19:10:47 ID:1GDBVDuQ0
これまでのわたぐもさんのヒロインとはちょっと違って、
経験があるだけでにはっきり堕落後の自分を想像できてるんだよなあ
その上でどう再び堕落していくのかマジ楽しみだわ
35
:
名無しさん
:2013/03/06(水) 12:49:37 ID:zo.lhPnU0
早い内に、わたぐも氏はトリップを付けた方がいいんじゃないか?
騙り防止になるよ。
37
:
わたぐも
:2013/03/16(土) 22:25:08 ID:/w2Yy/Qc0
傷心を押し切り、渡されたメモに目を通した。
―――そんなことだろうと思った。
書かれていたのはあの店の端。
決して整頓されているとは言えない店舗の中で一際一般人が近寄りがたい雰囲気を醸し
出す本物かも怪しい銀製のアクセサリーが並ぶさらにその奥。
カーテンで仕切られているもののその隙間からはとても普通の、まして周りに真面目で通
っている女子高生が手にしない卑猥なパッケージデザインが見えている。
38
:
わたぐも
:2013/03/16(土) 22:38:12 ID:/w2Yy/Qc0
気が重たくなる。
それでもなぜだろう。
ふと売り物の鏡に映った今の自分の容姿を見たとき、それほど臆していない自分がいた。
心の奥の奥。
自らの考えが言葉として変換できない深層で。
どこか感じる安心感。
――むしろ、はやくあそこに逃げたい。
絵里にとって、今の自分の容姿にとって。
この「普通」の空間こそ違和感だった。
――この普通の場所にいるからこそさっきの親子の冷たい目があるんだ・・・
「場違い感」
この言葉から逃げ帰るように彼女はその足を進め始めた。
39
:
名無しさん
:2013/03/17(日) 20:28:40 ID:nyVzzMUU0
久々にわたぐもさん来てた!乙乙
40
:
わたぐも
:2013/03/18(月) 02:40:49 ID:5P20Kfno0
短編「フツーの大学生」
41
:
わたぐも
:2013/03/18(月) 02:47:12 ID:5P20Kfno0
おねーちゃんは、本当に「できる」人。
志しも高いし、それに伴った努力ができる人。
天才じゃない。それは見ていてわかる。
必死に努力していい成績をとる。
その努力を見ていると周りがおねーちゃんのことを「賢い」だとか「頭がいい」とか言ってるのを
見ると逆に不快な気持ちになる。
ひたむきに努力するおねーちゃんは本当に尊敬できた。
42
:
わたぐも
:2013/03/18(月) 02:53:42 ID:5P20Kfno0
そんなおねーちゃんが、第一志望の大学に落ちた。
よくわからないが、落ちた。
たった1問の差。・・・だと思う。
滑り止めとして受けた大学には受かっていたが家のことを考えて通える範囲、そして
特待生として授業料免除が期待できるという条件を元に選ばれたその大学はおねーちゃん
が行くには不釣り合いな大学だった。
その日おねーちゃんは部屋から出てこなかった。
43
:
わたぐも
:2013/03/18(月) 02:59:39 ID:5P20Kfno0
それでも次の日おねーちゃんは泣き疲れた顔で無理やり笑顔を作って部屋から出てきた。
「私、ここでがんばるよ。今は学歴がすべてじゃない。TOEICとか資格とかいろいろ社会にアピールできるはず。
外交官になる夢だってあきらめる気はないわ。」
そのあと、僕はおねーちゃんと本屋に行ってたくさんの参考書や問題集を買ったのを覚えてる。
44
:
わたぐも
:2013/03/18(月) 03:10:16 ID:5P20Kfno0
―――1年が経った。
今、その参考書達の付箋は3分の1くらいのところで止まっている。
もうどの位開かれていないんだろう。
――おねーちゃんはフツーの大学生になった。
髪を染め、バイトして貯めたお金でオシャレをして友達と遊ぶ。
朝がきつい日は友達に出席を頼み自主休講。
試験前夜友達にノートを見せてもらい初めて勉強。
目標は「F」を最小限にとどめること。
「卒業できればいい。」
この言葉を聞いたとき、ああ、人って変わるんだ。って思った。
45
:
わたぐも
:2013/03/18(月) 03:18:11 ID:5P20Kfno0
今のおねーちゃんの目標は就職すること。
職種はアパレル関係?にいけたらいいなーとか思ってるんだそう。
バイト先がそのまま正社員になることを提案してくれてるらしい。
そこはだいぶ寂れてきている商店街の中にあって、なんかゴチャゴチャしていてやたらと大きな音楽が流れている。
僕なんかが一生立ち入ることのないであろうお店。
あんな店繁盛してるのかな?
46
:
わたぐも
:2013/03/18(月) 03:30:48 ID:5P20Kfno0
当の本人は大学生活を楽しんでいるようだし誰も何も言わない。
彼氏もできたみたいだし。
今晩はトモダチの家に泊まるんだってさ。トモダチの。
そりゃ、はじめはびっくりしたよ。部屋から出ていった彼氏さんに着いて出たおねーちゃん
の真っ白な肌が少し火照って赤くなってるのを見たときは。閉まるドアの隙間から机の上に
コンドームがあったときは。
でも今はもうこれがふつーなんだろうなと思う。
相手はちょくちょく代わってるけど。
今のおねーちゃんをあの時のおねーちゃんが見たらどう思うんだろうなー。
――完
47
:
名無しさん
:2013/03/18(月) 07:13:45 ID:BTwyYViY0
乙
別に誰が悪いわけでもないし普通によくある話なのにすごう興奮したわ
ネタの着眼点がいいよなあ
49
:
名無しさん
:2013/03/18(月) 20:58:08 ID:ZIljr/T.0
乙! 「フツー」なんだよね、これ
でもそれがなんともエロい
50
:
名無しさん
:2013/03/19(火) 18:31:45 ID:vuz80J.20
わたぐもさん乙!
51
:
名無しさん
:2013/03/21(木) 22:27:11 ID:H7ilxuqM0
ttp://chiquita.blog17.fc2.com/blog-entry-4533.html
16歳のはつらつとした少女が数年後には落ちぶれて…というシチュになんか萌えた
16歳の頃は普通にかわいいのに、現在はなんか年齢以上に老けて見えるし
52
:
わたぐも
:2013/03/23(土) 13:43:11 ID:cHM7RSps0
短編「暗いプールサイド」
53
:
わたぐも
:2013/03/23(土) 14:04:42 ID:cHM7RSps0
ある雑誌に2枚の写真がでかでかと取り上げられた。
1枚は誰もが知る天才中学生スイマー。
だがもう一枚には誰もが目を覆いたくなるほどの鮮やかなタトゥが全身に施された少女。
「水谷柚香 電撃引退の真相!!」
この雑誌は過去最高の売上を記録し、テレビ、ネット、様々な媒体を通して日本、更には世界へと
その情報は駆け巡った。
54
:
わたぐも
:2013/03/23(土) 14:16:24 ID:cHM7RSps0
「ごめんなさいね。」
柚香はようやく戻り始めた意識の中、その乾いた謝罪の言葉を認識した。
そして気づく。
自らの全身の皮膚が恐ろしい痛みを持っていることに。
意識がはっきりしていくほどにその痛みはましていく。
痛い 痛い 痛い・・・!!!
しかしもがけばもがくほどその部分が床に擦れて痛みを供給する。
何とか目を開けた柚香の目に映ったのは
ぐったりとした、しかしどこか達成感を漂わせる彫刻刀を手に汗を拭う齢をくった老人が二人。
55
:
わたぐも
:2013/03/23(土) 14:30:00 ID:cHM7RSps0
そして女が一人。
柚香はその女を知っていた。
自分が本格的に競泳を始めるきっかけとなったあこがれの選手。
1週間前、選考会で2位だった関下千鶴。
彼女は大学生のときに頭角を出しはじめ、その後日本のエース的存在として水泳界を引っ張った。
しかし怪我に悩まされ、そこに柚香が現れたことでその足元はどんどん崖へと追い込まれていた。
そこへ一週間前の結果。
マスコミは一斉に「世代交代」と書き立てた。
56
:
わたぐも
:2013/03/23(土) 14:46:00 ID:cHM7RSps0
柚香のやり場を失った目は次に鏡を捉えた。
なんとか立ち上がると自らの姿を見た。
後ろの鏡を通して自らの後姿が映る。
赤い大きな朱雀が背中から尻へと。
その尾は太ももを突き抜け、ふくらはぎにまで達していた。
そして美しい背景が様々な色、模様でその朱雀を引き立たせるように肌に刻まれている。
正面に目を移す。
今度は朱雀の朱色に対するように碧と緑の龍が胸からへそ、太ももへと。
やはり背景はその龍を際立たせるようにしっかりと彫られていた。
彼女の美しい白い肌はもはやどこにも見当たらなかった。
埋め尽くす、色、色、色。
57
:
わたぐも
:2013/03/23(土) 15:01:41 ID:cHM7RSps0
腕、首筋、手の甲まで渡るしっかりとした彫刻はとても水着で隠せるものではなかった。
この瞬間。
彼女の世界選手権への夢、水泳人生は終わりを告げた。
そして決まった。
千鶴の世界選手権への出場、しばらくの安泰。
唯一にして最大の問題である、柚香の告発も心配ないだろう。
目の前の精神が崩れ去った少女をみて千鶴はそう確信した。
そして確信するもう一つの理由が到着した音が聞こえた。
「かわいがってもらいなさいね。」
オンナと区別すべきであろうその邪悪な存在は冷たく笑うと、カネを彫師に渡し部屋を出ていった。
58
:
わたぐも
:2013/03/23(土) 15:30:41 ID:cHM7RSps0
「お前また見てるのか」
男は笑う。
それでも女はその目を鏡から離さない。
――キレイ・・・。
恍惚とした表情で鮮やかな自らのカラダを愉しむ。
「ほら、早くしろ」
真夜中のプール。一糸まとわぬ姿で更衣室から出ると目の前に広がる。
電灯の光はない。
あるのは月の光だけ。
しかし少女はためらわずそのカラダを暗い水に預けた。
ゆっくり泳ぎだす。
1年ぶりの水泳。
カラダは思うように動かない。
どうでもよかった。
だってもうタイムなんてどうでもいいのだから。
水の抵抗が直接乳首、背中、尻の割れ目へと。
きもちいい。
それで十分。
柚香はプールから上がると濡れたまま一冊の雑誌を手に取った。
世界選手権での千鶴の惨敗が小さく取り上げられていた。
そして「水谷柚香 電撃引退の真相!!」。
彼女は狂ったように笑った後、ソレを暗い水に沈めた
59
:
わたぐも
:2013/03/23(土) 15:32:43 ID:cHM7RSps0
―――完。
注意書きを忘れていました。
こういうネタが嫌いな方は申し訳ありませんでした。
60
:
名無しさん
:2013/03/24(日) 15:21:42 ID:T5G2HP4Q0
乙
こういうエグい話も俺は好きだが、確かに好みはわかれるかもなあ
61
:
名無しさん
:2013/03/25(月) 22:12:46 ID:2uZhUfMIO
おっきした
62
:
わたぐも
:2013/03/25(月) 23:29:48 ID:uYQ4Lqec0
短編「思い付き」
63
:
わたぐも
:2013/03/25(月) 23:42:29 ID:uYQ4Lqec0
かほりは普通に優等生だった。
部活も無難にこなし、勉強だって県内一の進学校を受験する予定。
そんな彼女が放課後、トイレの個室で用をたしていた。
なんてことはない。ただ尿意を感じたからきた。
そして普通に終えると、当然のごとくパンツを上げた。
至って普通。
しかし、扉のカギに手をかけたとき、
――あ、だれもいない。
彼女はぼんやりと思う。
夕日が廊下に差し込み、グランドからは運動部の掛け声が聞こえる。
――でも、少なくともこの階にはだれもいない。
64
:
わたぐも
:2013/03/25(月) 23:52:39 ID:uYQ4Lqec0
その階には活動する文化部もいない。
何人か残っている生徒はいるだろうが数人にも満たないだろう。
なんとなく、扉の鍵から手を離した。
深い考えなんてなかった。
彼女は制服に手をかけた。
隙間から入る夕焼けの木漏れ日に照らされる中。
セミロングの黒い髪の毛が制服を通り抜ける。
ファサッーー。
その髪が狭い服のトンネルを抜けたとき、彼女の白い下着と白い肌がオレンジ色に染まった。
65
:
わたぐも
:2013/03/26(火) 00:04:38 ID:smw6egas0
――開放感。
そして誰かが壁一枚で入ってくるかもしれない、
緊張感。
彼女はこの感覚に親しみを覚えた。
もっと味わいたいと思った。
スカートに少し震える手を伸ばす。
ホックが外れた。
緊張感に交じる高揚感、期待。
その湧き出る感情に今度は躊躇わず一気にファスナーを下した。
――ああ、これだったんだ。
いくら勉強しても、いくら練習しても。
ずっと埋まらなかった感情。
夕日がほとんど沈み、薄暗くなった頃、彼女は個室を出た。
薄暗くなり表情ははっきりとは見えない。
だが、彼女は確実に今までとは違う雰囲気を漂わせていた。
――完。
66
:
名無しさん
:2013/04/13(土) 15:35:52 ID:Wf1ZMwNc0
この記事にちょっと萌えた
ttp://majikichi.com/archives/7826726.html
67
:
名無しさん
:2013/04/28(日) 11:09:03 ID:Pc62h3cM0
全然投稿がないことにある意味感動した
泣けるで
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