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成年後見人を悪用 弁護士逮捕
5月1日 17時59分

東京弁護士会に所属する76歳の弁護士が、成年後見人として預かっていた他人の定期預金を解約しておよそ1000万円を着服したとして、業務上横領の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。

逮捕されたのは、東京弁護士会に所属する弁護士で、大田区の松原厚容疑者(76)です。
東京地検特捜部の調べによりますと、松原弁護士は、3年前、千葉県の女性の成年後見人として預かっていた定期預金を解約して1000万円を自分の口座に入金し、着服したとして業務上横領の疑いがもたれています。
松原弁護士は、44年前に弁護士登録したベテランで、平成3年度には東京弁護士会の副会長を務めました。
逮捕される前、NHKの取材に対し、私的な流用を認める一方、一部については「必要経費だった」と主張していました。
松原弁護士への内部調査を行った東京弁護士会によりますと、着服の金額は合わせて3900万円にの上るということです。
成年後見人制度を巡っては、去年からことしにかけて、東京や大阪などで弁護士が、預かっていた預金などを横領したとして起訴される事件が相次ぎ、これを受けて、日弁連=日本弁護士連合会は、口座を区別して預かり金の管理を徹底することなどの再発防止策を検討しています。

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