京都第二外環状道路:標識カバー外さず混乱

毎日新聞 2013年04月24日 15時51分(最終更新 04月24日 19時11分)

名神高速上り線に設置された道路標識。京都縦貫道(京都第二外環状道路)への入り口や行き先にカバーがつけられたまま(点線で囲った部分)。左奥が大山崎JCT・ICへの分岐=京都府大山崎町で2013年4月23日、森園道子撮影(一部画像を加工しています)
名神高速上り線に設置された道路標識。京都縦貫道(京都第二外環状道路)への入り口や行き先にカバーがつけられたまま(点線で囲った部分)。左奥が大山崎JCT・ICへの分岐=京都府大山崎町で2013年4月23日、森園道子撮影(一部画像を加工しています)

 今月21日に開通した京都第二外環状道路の大山崎ジャンクション・インター(JCT・IC、京都府大山崎町)などで行き先に迷って立ち往生する車が続出していることが分かった。名神高速道路などから入り口に誘導する標識の一部に開通後もカバーがかけられ、ドライバーに分かりにくいのが原因。管理者のNEXCO西日本(大阪市)は「カバーは順次、取り外している。これほど混乱するとは」と殺到する苦情に平謝り。急きょ、補助看板を設置するなど対応に追われている。

 京都第二外環状道路は京都縦貫自動車道の一部。21日午後、沓掛インターチェンジ(IC、京都市西京区)−大山崎JCT・IC間9.8キロが開通した。

 同社によると、名神高速とつながる同JCT・IC付近や、第二京阪道路とつながる久御山JCT(京都府久御山町)付近などで計57カ所の標識を新設・修正したうえでカバーをかけて開通に備え、供用開始後に順次、取り外している。

 ところが、取り外しは通行量の少ない時間帯などに実施。取り外したのは21日に4カ所、22日に25カ所、23日は21カ所。入り口が分からず通り過ぎたり、料金所で職員に確認する車の行列ができたりするなど混乱が生じ、23日までに30件の苦情電話があった。

 取り外しに通行止め規制が必要な場所もあり、全57カ所が完了するのはゴールデンウイーク明けの予定だ。同社は22日に道路脇に補助看板20枚を増設。さらに9枚を追加製作中。同社は「開通後にカバーを外すのは通常だが、今回は数が多く、時間がかかった。結果的にご迷惑をおかけした」と話している。

 NEXCO東日本広報によると、同社では供用開始後すぐにカバーは取り外しており、「取り外しに数日かけるということは考えにくい」と話している。【岡崎英遠】

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