顧客インテリジェンスの目的を特定する
当然のことながら、これらのアプリケーションの一部は重複しており、他に比べて「インフラ的要素」が強いものもある。たとえば、「すべてのタッチポイントに対応する一元的な顧客データ・ウェアハウス」は、ここに挙げた大半のアプリケーションの基礎的要素として有用となるだろう(しかし当然、ビジネスの観点から実行することは難しい)。
そこで、このリスト全体を顧客インテリジェンス・ツールのワンセットと考えてもらいたい。何を構築しようとしているのかを明確にし、どのツールが最善の選択肢であるかを決定するのは、みなさん次第である。みなさんに代わってこの作業を行うために、誰かがアルゴリズムを構築したり、一連のルールを策定したりすること、すなわち企業にとってどの顧客インテリジェンス・アプリケーションが有効であるかを指示することは、理論的には可能だろう。しかし、私が知る限り、これまでにそうした前例はない。
さまざまな状況の中で、賢明なマネジャーたちがこうした決定をどのように行っているのか、ハーバード・ビジネス・レビューの読者から、ぜひお話をお聞かせいただきたい。顧客インテリジェンスにおける最大の問題、そしてその問題が開発すべきアプリケーションの選択にどのような意味を持つのか。また、そうした問題に取り組みつつも、19項目からなる前述のリストが十分ではないというわけではないが、他に見逃してしまっているアプリケーションはないかなど、お聞かせいただければ幸いである。
原文:Pin Down Your Customer Intelligence Objectives August 14, 2012
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