【リレーエッセー：格闘技女子会】Vol.２９：愛川ゆず季

　プロレスに出会って３年…。今、思い返せばプロレスのお話がきた時期、崖っ縁アイドルが再び輝くことができたこと…すべてを含めて、運命だったんじゃないかなあ～って思うんです！約１０年という、決して順調ではなかった芸能活動があってこその今。もっというと、小さいころからやっていたクラシックバレエ、テコンドー…全てがグラレスラー誕生への下積みとして今につながりました。

　最初にプロレスを始めることを伝えた時、お母さん（賀央里さん＝５５）が寝込んでしまうくらい大反対されたんです。当時、私は仕送りをもらってたりしたんですけど「仕送りもいいから、自分の好きなことをやらせてほしい」と伝えたんです。自分で言い出したら何を言っても聞かない子だと昔から思われてて、最終的には分かってもらえて本当に感謝しています。

　プロレスを始めたから出会うことができた方もたくさんいます。グラレスラーを生んだロッシー小川さん、スターダムの選手、関係者の方々、応援してくださったみなさん。共通してみんなプロレスが大好き！　とってもすてきな共通点！

　プロレスは一人でできないし、すてきなみんなと出会えたから女子プロレス大賞を受賞することができました。

　そして「ゆずポン」ってニックネーム。このニックネームもプロレスを始めてからたくさんの方に呼んでいただけました。「ゆずポン祭り」って自分の名前が入った興行に、必殺技ゆずポンキック！

「ゆずポン」って呼んでもらうたびに強くなっていった気がします。今まで応援してくださった東スポ読者のみなさま、本当にありがとうございました！　これからもスターダム、女子プロレスをよろしくお願いします！