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アメリカ外交の「十戒」

今日の甲州は連日と比べてやや気温は低めの曇り空の一日。それでも半袖でバイク乗っても全然寒くなかったワケですが(笑

さて、おなじみのウォルトの「ベスト10シリーズ」が話題になっておりましたので簡単に訳してご紹介。

テーマはズバリ、「アメリカで外交政策に関わる人々にとっての十戒」です。

===


#1. アメリカがなぜ北大西洋条約機構(NATO)のメンバーに入っているのか疑問を抱いてはならない。

#2. 核兵器の拡散に反対せよ(アメリカ以外は核兵器ダメ)。

#3. 核抑止の必要性に疑問を抱いてはならない(アメリカは核兵器OK)。

#4. アメリカの優越状態に疑問を抱いてはならない。

#5: キューバ(もしくは北朝鮮やイラン)と和解してはならない。

#5A: チェンバレンの教訓:政敵を非難する時以外は「宥和」という言葉を決して使ってはならない。

#6: CFRやカーネギー国際平和研究所、英国戦略研究所(IISS)、ブルッキングスなどのメジャーな外交政策シンクタンクを批判してはならない。

#7: 軍の働きに疑問を持ってはならない。

#8: 人権、民主制、そしてその他のアメリカの「価値観」の重要性を無視してはならない。

#9: アメリカが他国に介入する権利について疑問を持ってはならない。

#10: 「テロリスト」との交渉を支持してはならない。

====

アメリカの対外政策の「前提」というものがよくわかりますね。

ただし個人的には「人種」や「(イスラエルをはじめとする)浸透」など、まだまだ他にも色々あるとは思うんですが(苦笑

明日はまた中国関係について書きます。
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by masa_the_man | 2009-07-22 00:24 | 日記 | Comments(8)
Commented by 邪ブラック at 2009-07-22 07:06 x
おはようございます、奥山さん!

洋行さんのブログ(フライングスパゲテーモンスター)に、テレビ出演された時の映像が、アップされてますよ~(^^)!
ではでは(笑)!
Commented by elmoiy at 2009-07-22 09:48 x
>キューバ(もしくは北朝鮮やイラン)と和解してはならない。
>「テロリスト」との交渉を支持してはならない。

硬直的に善悪の判断を外交に持ち込んで、ある国を徹底的に嫌悪して政権を転覆させようとすることは、外交から柔軟性を奪うことになると思うのですが。

>アメリカが他国に介入する権利について疑問を持ってはならない。

「内政不干渉の原則」の無視ですね。これが他国と余計な摩擦を引き起こすことにもなる。

>チェンバレンの教訓:政敵を非難する時以外は「宥和」という言葉を決して使ってはならない。

アメリカ人が「歴史に学ぶ」というとき、それはたいてい第二次世界大戦の歴史でしかないんですよね。他の時代、あるいはヨーロッパ以外の地域の歴史に対する関心は非常に薄い。
Commented by masa_the_man at 2009-07-23 01:39
邪ブラックさんへ

>映像が、アップされてます

おおっ、どれどれ。あー、本当ですねぇ。恥ずかしい限りです(苦笑)自分のところに載せるのはやめておきます。コメントありがとうございました
Commented by masa_the_man at 2009-07-23 01:41
elmoiy さんへ

>外交から柔軟性を奪うことになると思うのですが。

そうなんですが、それができないところがアメリカの正直さ?でもあるわけで。

>「内政不干渉の原則」の無視ですね

そうなんですよ。自分たちは善意で干渉しているから許される、みたいな(笑

>アメリカ人が「歴史に学ぶ」というとき、それはたいてい第二次世界大戦の歴史でしかない

そしてちょっとだけベトナムが(笑

>ヨーロッパ以外の地域の歴史に対する関心は非常に薄い。

薄いですね。国際関係論の世界なんかでもこれは指摘されております。コメントありがとうございました
Commented by waterloo at 2009-07-23 20:04 x
ASEAN 米が友好条約に署名 東南アジアと関係改善
ttp://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009072302000100.html

TACは、互いの内政不干渉や武力不行使などが基本。ブッシュ前政権は、内政不干渉などの条項が外交の障害となる可能性を懸念して加盟をためらってきた。

オバマ氏は基本を守りますかね。 

個人的には、この台詞が受けました。
クリントン米国務長官は署名に先立つ会見で「米国は東南アジアに戻ってきた。
Commented by masa_the_man at 2009-07-24 08:08
waterloo さんへ

>ASEAN 米が友好条約に署名 東南アジアと関係改善

オプションを広げましたね。

>米国は東南アジアに戻ってきた。

たしかにこれはいいですな(笑)「戻ってきた」ということは一度出て行ったという意味が含まれているわけですから。コメントありがとうございました
Commented by 待兼右大臣 at 2009-07-26 01:26 x
>Thou Shalt (Not)
という文体というのが、芸の細かいところ。
日本語では「汝〇〇すべし(することなかれ)」というイメージでしょうか。

Commented by masa_the_man at 2009-07-30 01:23
待兼さんへ

>という文体というのが、芸の細かいところ。

そうなんですよね(笑)ウォルトはどうやらこういうポイントフォームが好きなようで

>日本語では「汝〇〇すべし(することなかれ)」というイメージでしょうか。

その通りだと思います。旧約聖書の世界観ですな。コメントありがとうございました
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