情報戦について

砲火を交えるばかりが戦いではない。情報戦とは、「情報」をめぐる戦いである。

※ このページの解説図には、部隊シンボルを使っています。

情報の優越 [Information Superiority]

「情報の優越」とは、情報において敵に優っている状態である。「情報」を制する者が戦いを制するのである。

敵についてより多くの情報をとること 
  • 将校等(双眼鏡)
  • 潜伏斥候(建物内、射撃禁止)
  • 偵察戦車(ハッチ開放+跨乗歩兵)
  • 航空偵察(偵察機など)
敵の情報活動を妨害すること 
敵の情報活動を混乱させること 

意識的な情報活動

敵に関する情報は、ただ「見えている」部分だけから判断してはいけない(→「情報分析(オリエント)」)。

  • 作戦上いま必要な情報が何かを考え、意識的に必要な情報を収集する。
  • 断片的な情報から、敵の活動の全体像を推定する。

BDA(バトル・ダメージ・アセスメント)

BDAとは、撃破した敵戦力(撃破戦車数など)をカウントしておくことである。

敵の残存戦力 を正確に推定できれば、戦機を捉えることが容易になる。戦闘中、無観測射撃を多用し過ぎると、BDAが不正確になってしまい、敵の残存戦力がわかりにくくなる。

 

※ 「敵の初期戦力(不明な場合は自軍を基準)」 − 「撃破数(BDA)」 = 「敵残存戦力」

 

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Information Operation