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(27時間4分前に更新) |
読谷村漁業協同組合(比嘉松市組合長)は25日、都屋漁港で、新造した観光定置船「第八よみたん丸」をお披露目した。同漁協が誇る県内最大の定置網漁を観光資源として生かすため、モニターや座席などの設備を充実した。比嘉組合長は「本来の操業はもちろん、子どもたちの学習や観光にも活用し、幅広くPRしたい」と力を込めた。
「第八よみたん丸」は一括交付金を活用して総事業費1億2千万円をかけて新造された村期待の大型観光定置船。従来のよみたん丸の2倍となる24人、漁師を合わせると35人が乗船可能だ。漁を解説する42インチのモニターや座席、トイレも新たに設置した。
漁協はこれまでも県内最大の定置網や、沖合に設置したジンベエザメのいけすを使った体験漁業で観光客を呼び込んできた。新造船の導入で今後は、サンセットクルージングや子どもたちの学習の一環として、さらに活用の幅を広げたい考え。
この日は関係者が航海の安全と大漁を祈願した後、次々と船に乗り込み、遊覧に出た。
石嶺傳實村長は「村の観光の目玉となっている定置網体験漁業が、さらに活発化する」と期待した。