「巾木/幅木（はばき）」という言葉に聞きなれない方も、これから新築やリフォームを考える上で知っておくと『ちょっと』お得かもしれません。

　巾木とは壁と床の取り合い部分の壁側に施工し、床からの高さが６cm〜１０cm程度の帯状に取り付ける部材です。

巾木には以下のような役割があります。

■壁と床の取り合い部分に隙間が出来ないようにする。

　見た目の「隙間」を隠す意味と、すきま風を防ぐという意味があります。

■床掃除等の時に、壁材を傷めないようにする。

　雑巾掛けや掃除機をかける時に、壁仕上げ材が床まで下りていると、その壁仕上げ材を濡らしたり、掃除機の吸い込み口が当たって壁を傷める場合があります。

　巾木には壁仕上げ材を保護する役目も兼ねています。

　小さくて目立ちにくい部材ですが、住まいの維持管理にはとても大切ですよね。

今回は・・・

�@巾木の種類と用途いろいろ

�Aひと昔前と今で違う？！巾木の流行色

�B壁＋巾木＋床で『Let's』コーディネート♪

�C東リ・ソフト巾木製品ラインナップ

でお送りします。ぜひ、参考にしてみて下さい。

�@　巾木の種類と用途いろいろ

巾木にはおもに次のような種類と用途があります。（※1）

ここでは普通よく見られる巾木について、下記の表にまとめてみました。

ソフト巾木

（ビニル製）

集合住宅、店舗、オフィス、公共施設、病院など幅広く使われる。

居住スペース〜共用廊下などの屋内・半屋外

木製

（集成材/MDF※2)

石材製

金属製

アルミ製、ステンレス製　など

(※1)メーカーにより製品仕様は異なります。また、現場状況により上記以外の素材・サイズ・用途も多種多様です

(※2)ＭＤＦ= 中質繊維板。木材を繊維状にほぐし、接着剤などを配合してボードに成型した「繊維板」の一種です。欧米において木質資源の有効活用を図るために発達しました。

■ビニル製：木目調巾木

■ビニル製：石目調巾木

■住宅などの木製巾木

■ワイド巾木の施工例

�A　ひと昔前と今で違う？！　巾木の流行色

　少し前まで、巾木の色はインテリア空間をビシッと｢しめる｣要素や床の一部(延長)として、床の色と同系色あるいは少し濃い色のものが選ばれる傾向にありました。しかし最近のインテリアは壁紙・床とも白っぽいものが流行の傾向にあり、それに合わせるように巾木もホワイト系の色が各メーカーで見られるようになりました。

巾木は壁の色と一体化し、装飾性と美観を保ちながら、その役割を変化させています。

■白色巾木の施工例

�B　壁＋巾木＋床で『Let's』コーディネート♪

ここでは東リのソフト巾木の『色』で見た組合せ例を見てみましょう。

同じ壁紙でも、合わせる巾木の色で空間の雰囲気が変わります。

※画面上の色と実際の色では見え方が異なります。巾木見本カタログ、またはショールームなどでサンプルと組み合わせてご確認下さい。

�C　東リ・ソフト巾木製品ラインアップ

■無地−２５色

■木目調−１４色

■ワイド巾木−１５色

高さ35cmで車椅子や配膳車との接触から壁面を保護します。

■石目調−７色

■木質巾木

東リ壁紙『ウッドデコ』、壁面用不燃化粧材『デコパネル』では、木製の巾木を部材の一部として取り扱っています。

＊商品のお問い合わせ・ご注文は北海道東リ�鰍ﾜで。

＊あわせて『東リ』ホームページもぜひご覧下さい。

　★東リ床材総合カタログデジタルブック