「~に強い弁護士」といううたい文句がネットで流行しているようだ。確かに法律事務所のHPでもよく見かける。そこで俺はあえて逆を行って「女性に弱い弁護士」というフレコミで売っていこうと思う。同業者の皆さんはマネしないで下さいね。私が最初ですからね!
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月22日
よくわかる、大西洋一弁護士のリーガル・ハイな法律用語集 kabumatome.doorblog.jp/archives/65742…
— 全力2階建さん (@kabumatome) 2013年4月14日もうとまらない、大西洋一弁護士のリーガル・ハイな法律用語集 bit.ly/11iyHjq
— 全力2階建さん (@kabumatome) 2013年4月17日とどまるところを知らない、大西洋一弁護士のリーガル・ハイな法律用語集 kabumatome.doorblog.jp/archives/65743…
— 全力2階建さん (@kabumatome) 2013年4月21日
【団藤重光】日本を代表する刑事法学者、元最
高裁判事。共謀共同正犯否定説の旗手だったが最高裁判事になり肯定説に立つ判決を出す。死刑肯定論者であったが波崎事件(→ググれ)をきっかけに死刑反対
論者に転向。2008年カトリックの洗礼を受ける。12年98才で死去。晩年悩んでたのかなあ…。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月19日
【法人格否認の法理】身代わりの術を使って逃げることを許さないための法理。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月19日
【けだし】日本語辞書としては確かに、おそらく、多分、もしやという意味の副詞なのだが、司法・法律の世界では「なぜなら」と同義で使われている。依頼者にもわかりにくいし、皆さん、「けだし」を使うの、もうやめませんか?
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月19日
【アミバ】どんな辞典にも必須とされている人
物であり、辞典掲載率トップを狙っているが、なかなか達成することができない『北斗の拳』の登場人物。
詳しくはググって欲しい。器用貧乏を絵に描いたような人物であり、法曹界にもこの手の者は多いので自戒の意味を込めて掲載しておく。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月19日
【田宮裕】刑訴法で有名な学者。受験生は彼の
セリフを2つ覚えておけ。「しょせんは独自としかいいようがない学説を、読者の受信能力も考えずに一方的にご託宣のたまうようでは、無意味なだけでなく、
相手が初学者である場合は、情報がゆがんで届く可能性があり、有害」「俺はアンドロメダの帝王だ」
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月19日
【ミラルバ】風の谷のナウシカ(漫画)に出て
くるドルク皇帝。当初は慈悲深く民を想う名君だったが、その心が届かず自分勝手な要求ばかりする民衆に失望し恐怖政治に移行した。恐怖政治移行後も貴賤を
問わず有能なら要職につけたので家臣の忠誠心は維持した。ブラック企業の社長を連想させる人物。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月19日
【調査嘱託】民事訴訟で裁判所が第三者に対して事件内容に関してアンケートを求めること。調査嘱託の回答については番号をふって証拠で出してくる代理人が時々いるけど、そんなことしなくても証拠になる。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月20日
【文書送付嘱託】民事訴訟で、裁判所が、問題となっている文書を所持している者に対し、裁判所に文書を送ってくれと任意にお願いする手続き。送られてきた文書は当事者がコピーして証拠として提出しないと証拠にならない。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月20日
【また京都か】ネット犯罪摘発報道とコテコテ
の消費者系の裁判報道に接し、それが京都府警や京都地裁のときに法曹が思うセリフ。京都府警はなぜかネット犯罪の摘発に熱心であり、京都の弁護士(依頼
者)も少額でも不都合を泣き寝入りしない気質で頑張っていることに由来する。楽しそうだなあ京都。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月20日
【職業選択の自由】憲法22条1項で規定されている基本的人権であるが、昨今の不景気で主に退職の自由だけが認められているというのが実情である。なお、頑張って努力して選択した職業になれたとしても、仕事を選ぶ自由は認められていない。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月20日
【ビジネスモデル特許】IT技術を使ったビジネスの方法にかかる発明に与えられる特許。そのビジネスモデルが本当に儲けられるのかは誰にもわからない。ITベンチャー企業が融資を受ける際の材料としては役立つかもしれない。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月20日
【OJT】オン・ザ・ジョブトレーニング。泳げない人がいても気にせずプールに引きずり込んで新人を泳がせながら先輩や上司が泳ぎを教えるような研修方法。ついていけない人はスイミングスクールを辞めてしまうから、無理な人・合わない人を早く組織から排除する仕組みとしても効果がある。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月20日
【健康】体調に問題がない状態。年齢と関心が比例する。体を壊したことがある人にとっては死ぬほど大事なもの。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月20日
【監査役】仕事をすると煙たがられ、仕事をしないと法的責任を取らされるという、進退窮まった状況に置かれがちな株式会社の機関。取締役や会計参与の職務の執行を監査する。法務部長の次に用意されている上がりのポスト。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月20日
【披露宴余興】結婚披露宴において、お祝いスピーチや歓談の場をつなぐ出し物。お酒も入っているのでついつい下品になったりブラックジョークを言いたくなってしまうが、世代の違う出席者の目もあるしやり直しがきかないので、笑点の前座ようなコテコテ笑いにしておくのが無難。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月21日
【中間判決】民事訴訟において、独立した攻撃防御方法その他中間の争いについて裁判所が下すことができる判決(民事訴訟法245条)。昼に言い渡される。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月22日
【推定する】反論を許すが、反証がない限りは推定されたとおりに認定されること。じわじわくることで有名な民法772条を読めば「推定する」の意味は以後一生間違えないはずである。→民法772条「妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する。」
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月22日
【信教の自由】憲法20条に規定された基本的人権の1つ。神に話しかける行為は「祈り」として信教の自由に含まれる。神に話しかけられることも論理的には信教の自由に含まれるはずだが、精神疾患を疑われることもあるので「話しかけられたという体験」は公言しない方がよいかもしれない。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月22日
【信教の自由2】「信仰する自由」を保障する裏返しとして「信じない自由」も保障されていることは意外と知られていない。お客様は神様ですと言われたときには、自分には信教の自由が保障されていることを思い出せばよい。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月22日
【霞ヶ関(埼玉県)駅】地方の弁護士が東京地裁・高裁の事件に係属してyahoo!路線情報で地元の駅から霞ヶ関までの路線検索をすると東京の霞ヶ関駅と一緒に出てくるマイナーな駅。実際にそこに行ったことがある法曹は皆無(たぶん)。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月22日
東横線と副都心線の相互直通で生まれるものは埼玉県民と神奈川県民の更なる軋轢である kabumatome.doorblog.jp/archives/65737…
— 全力2階建さん (@kabumatome) 2013年3月16日
【人事異動】無関係な人にとっては「ひとごと」。行き詰まったり馴れ合いし始めた人間関係に刺激を与え、会社の本音を伝える機会でもある。遠まわしに退職を促したり職場に飽きる人が出にくくする効果もある。法律事務所には通常は人事異動はなく、あるのは入所・退所・パートナー就任だけである。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月22日
【だいぶつべんさい】大仏弁済と聞こえてしまうと意味不明な概念になってしまうが漢字では代物弁済と書く。債務者が本来負担する給付に代えて他の給付で既存の債務を消滅させるとの債権者との契約(民法482条)。事前予約しておき「支払いがなかったから、約束通りこの土地もらうで」がド典型。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月22日
【雨ニモマケズ】宮沢賢治の有名な詩。死後、弟が賢治の手帳に書かれていたのを発見した。「雨ニモマケズ 風ニモマケズ…」と始まるが「北ニケンクヮヤソショウガアレバツマラナイカラヤメロトイヒ」と、泥沼事件で疲れた弁護士の気持ちを汲み取った素敵な一文もある。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月22日
【夫婦間の契約の取消権】夫婦間でした契約は、婚姻中、いつでも夫婦の一方からこれを取り消すことができるという権利(民法754条本文)。しかし「円満に取り消すことができる」とは規定されていないので、その後、夫婦間がぎくしゃくしても民法は面倒を見てくれない。当職もしばしば利用する。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月22日
【粉飾決算の見破り方(弁護士向け)】以前研修で税理士の講師が「経営者に直球で聞いてみてください。意外と弁護士には正直に話す人が多いです。あと質問に対する態度でわかることも多いです」という解説をしていたけれど、いくら弁護士が会計についてバカだとしても本当にこれでいいのか?(笑)
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月22日
【フリーザ】ドラゴンボールに出てくる悪役(戦闘力53万)。不動産開発か地上げを業としている組織の経営者(?)。部下に武器・防具やスカウターなどの備品を与えて戦闘力のボトムアップを図る一方、負傷者(労災)は責任もって治療する。(つづく)
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月23日
部下にも丁寧に接し、信賞必罰で無能な部下には冷酷だが、一芸に秀でた部下は特戦隊に抜擢して相互補完させるなど合理的で柔軟な手腕も発揮する。経営手腕を評価する者も多い。当職から見てもこのような経営者の会社は伸びると思う。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月23日
【少子化対策】未婚晩婚対策をとらず婚外子の法的な不利益も放置したまま「産んで」とお願いしている国策。きちんと育てられる環境を整備する、という予算を食う話にはなかなか本腰が入らないが、限られた予算で投票率の低い育児世代が投票率の高い高齢者に劣後するのはある意味当然の帰結と言える。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月23日
【バレンタインデー】日本では女性が好きな人やお世話になった人に2/14にチョコを渡す風習。根付いた理由は、腐らず形も自由で甘くも苦くもできて値段もピンキリなチョコだったからだと当職は分析している。片思いに渡そうとする場合は贈与の申込み、そうでない場合は負担付贈与の申込み(?)。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月23日
【mixi】日本のSNSの草分け。赤い文字に喜んだり、ディープなコミュを形成したり色々楽しい場所でもあったが、運営が突如足跡機能と招待制という両翼を飛行中に取り外してしまったせいであっという間に墜落してしまった。mixi→ミッフィーが泣きながら右手でパンチをしてくる絵に見える。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月23日
【起案神2】行き詰った法律家に突然降りて驚異的な集中力で起案を進める能力をくれる起案の神様。出来上がった控訴理由書などの起案が良い内容であるという保証はどこにもない。しかし、とにかく形にはなるので、一部の法律家から根強く信仰されている。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月23日
【本案前の答弁】本題に入る前に水際で防げる余地がありそうなときにする答弁。本案の答弁も忘れずに。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月24日
【健康で文化的な最低限度の生活】憲法25条1項で規定されている文言。イメージがわきづらいが、夜更かししないでぐっすり寝て気持ち良い朝を迎えて新聞やネットの記事を読みながらコーヒーをおいしく飲めて今日も仕事頑張るぞという生活なら全く問題ない。弁護士では該当者は少ない。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月24日
【儲かっている弁護士の三大失敗理由】①不動産がらみの失敗(投資の失敗、バブル後、豪邸の住宅ローンが払えなくなる等)、②勘違いして選挙に出馬、③今までのガリ勉を取り戻すかのごとく女(ホステスなど)に夢中、のどれかが多いって修習生のとき聞いた。まあ、見ていると大体そんな感じだね。
— 弁護士大西洋一さん (@o2441) 2013年4月24日
コメント
コメント一覧
田宮読んだことないけど伝聞の例で出てきたのかな?
知ってる人教えて
田宮氏が伝聞でよく使った例え。
刑訴法学習者には余りにも有名。
まぁ俺もそうだったが。
ゲゲボ・・