「近隣国の感情傷つけないで」=靖国参拝で注文も抑制的―台湾外交部
時事通信 4月29日(月)20時24分配信
【台北時事】台湾外交部(外務省)は29日、麻生太郎副総理ら閣僚の靖国神社参拝に関して談話を発表し、「日本政府は史実と向き合い、近隣国の国民感情を傷つけるような行動を控えてほしい」と注文を付けた。その上で「前向きな思考で周辺国との関係を発展させるよう望む」と日本に呼び掛けた。
台湾当局が今回の一連の靖国参拝に関し、公式見解を示すのは初めて。台湾社会では一部を除いて靖国問題に対する関心は低く、外交部のトーンもこれを反映し、抑制的な内容にとどまった。台湾の対応は、靖国問題で強く反発している中韓との差異を際立たせた格好だ。
最終更新:4月29日(月)20時28分