2013.5.1 05:05

虎・マートン2号3ラン!“今季初”4安打4打点(3/3ページ)

5回 本塁打を放つ阪神・マートン=甲子園球場(撮影・森田達也)

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 今年2月中旬。春季キャンプで調整を重ねる合間を縫い、この日先発したスタンリッジとともに沖縄県内の教会に向かった。そこで打撃不振に陥り、舌禍事件を起こしたことを謝罪。文化への戸惑いについて「自分がかわいそうだとも思っていた」と漏らした。しかし、一方で「僕は日本を愛している。野球が好きだ。甲子園でのファンの応援はすごい。みんなが喜んでほしい」と聖地での再起を誓っていた。

 「これだけ(の数字を)出せるという保証はない。チームのために何ができるのか。コントロールできるところをコントロールする。そうすれば結果はついてくる」

 今季、M砲は攻撃中、ベンチで盛り上げ役に徹している。味方打者に向かって「○○サン、ドウゾ!」が口癖。ストライク判定などの不満が鬱積していた姿はない。和田監督も「もともとあれぐらい打てる選手。言うことない」と4番の本領発揮を喜んだ。

 「(首位・巨人について)1試合1試合大事にするだけだ。シーズンが終わったときが大事だ」

 首位とは3・5差だが、今季最多の11得点。虎色に染まる背番号9が刻苦勉励して逆転Vへ導く。(阿部 祐亮)

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(紙面から)