＜作品紹介＞
　RUIDO系列各店舗の中でも最大級のキャパシティを誇る渋谷REX。今、都内で一番熱いV系バンドたちが集う場所として。大きなステップを踏み出してゆく最初の大きな壁として、渋谷REXはV系バンドたちに認識されている。つまり、小規模なライブハウスでワンマンを成功させたバンドが、キャパシティ500人強のライブハウスでワンマンを打つためにも、まずは越えねばならないのが、キャパシティ300人を越える渋谷REXというわけだ。
　渋谷REXには、ワンマンを挑むバンドのみならず、V系シーンで飛躍を狙う若手バンドたちも数多くイベント・ステージに上がっては、その中で、上へ登るために熾烈な戦いを日々繰り広げている。
　数ある渋谷REX主催イベントの中、「Exalted recipe」は、「次のライブハウス・シーンを騒がしてゆくバンド」たちを中心に据えた企画。つまり、渋谷REXが「こいつらならやらかしてくれる」と太鼓判を押しているバンドたちを集結させたイベントだ。
　今回制作したオムニバス盤は、「Exalted recipe」の中から選りすぐったバンドたちをコンプリートした作品。
 さらに本作は、「渋谷REXが全国各地へ自信を持ったバンドを送り出すための布石」としての意味を持っている。そこで渋谷REXが打ち出したのが、各地方のニューカマーたちと"戦おう"という姿勢。そのバトルへ最初に名乗りを上げたのが、札幌で昨年11月よりスタートした若手バンドを集結させたイベント「なまら・ぶい」だった。
　このオムニバス盤には、渋谷REXが自信を持って送り出した6バンドと、札幌のV系シーンが全国制覇の刺客として送り出した4バンドが参加している。この作品は、「今のライブハウス・シーンで最も熱い動きを伝えた作品」。つまり、この作品を聴かずして、今のV系シーンを語るなかれということだ。いいか、心して聞きやがれ!!

(TEXT：元祖ヴィジュアル系ライター長澤智典)

＜バンド紹介＞
01.「xxx」is D￡AD「shining days」
2012年5月結成、ヘビィなサウンドとキャッチーな歌声でこれまでシングルを2枚をリリース。
2013年の春にはミニアルバムの発売、来る2013年5月18日SHIBUYA-REXにてミニアルバムの発売記念となる初ワンマンを控えている。

02.THEATER「THE SPIRAL IRRITATION」
2012年7月30日結成。美しくも艶やかな。でも、荒々しさと壮麗な音楽性も内包。美しい衝動という言葉が相応しいドラマチックな音楽に触れたが最後。惚れぬいてしまう。

03.Zelktage「Voice」
2011年末結成。ポップ、ロック、ミクスチャーなどの様々な要素を融合させた、4人にしか生み出せないポジティブなサウンドを武器に、2012年4月より活動開始。

04.L「New World」
三人から作り上げられる、ヘヴィーで激しい曲調ながらもキャッチーなメロディ、他にはない独自の世界観に飲み込まれて頂きたい。

05.L&DS「ココロの地図」
「Lovers & Duo Style」の略で「Lovers」は、応援してくれるファンへの愛称
メンバーとファンは、愛し合う関係でいたいと言う思いから、相思相愛の意味を持つ「Lovers」を用いている。「Duo Style」は、バンドとファンとで共に歩んで行く、自分達でバンドのStyleを作っていきたいと言うコンセプトからまた、ファンとの繋がりを強くしたいと言う思いから「&」で「Lovers」と「Duo Style」を結びつけている

06.METEOROID「DIVER」
「METEOROID」（メテオロイド）、「流星物質」というバンド名を持つ彼らが生み出す楽曲は流星の如く千差万別！
繊細かつ攻撃的な音のコントラストを武器にこれからの音楽シーンで暴れ狂うであろう。彼等のロイドレイジはもう誰にも止められない！

07.Pastel Holic「明日の朝」
2010年札幌で結成。地元で数々の主催ライブをこなし、2012年9月のワンマンをもって活動拠点を東京へ移す。彩り豊かな曲の世界観と自然と笑顔になれるライブを一緒に楽しみましょう。

08.2nd awake「frost」
デジタルなスタイルと生音の躍動性を荒々しくミックス。ルックスも含め、まさに次世代V系サイバーロック界を牽引していくのは彼らに間違いない。その衝撃はモンスター級!!

09.ヴァロア「舌媚-zetsubi-」
2011年初頭、結成。
「幻想奇術怪盗団」を掲げ、現代に生きる義賊・怪盗団をコンセプトに、札幌を中心に活動中。

10.シックス「torment」
バンド名の意味は。　聖書において神が6日目に人間を作った事から人間を意味する。（完全数7より1少ない事から不完全を意味することもある）人間の内面的な狂気、怒り、性の欲動などを表現する。