巨人が連敗を4で止めた。30日の中日戦(ナゴヤドーム)で輝いたのは、投打の主軸だ。先発・杉内が9回5安打無失点の快投を披露しチーム初完封で完全復活をアピール。打っては主将・阿部が相手エース・吉見の出鼻をくじく7号2ラン。不振の長野も3安打猛打賞をマーク。投打がかみ合う展開で、3ー0と快勝。小休止していた王者のエンジンが再び回り始めた。
難敵・吉見の立ち上がりにまず襲い掛かったのは、開幕から好調の3番・坂本だった。初回二死から13試合連続となる安打を左前に運んだ。さらに主将が続く。3ボール1ストライクからの5球目、外角シュートに逆らわずにバットを合わせると打球は、逆方向の左翼ポール際スタンドに飛び込んだ。
前夜は4点先制しながら、11点を奪われ屈辱的な大敗。阿部は「先制していい勢いを付けたいと思っていた」という。早い段階で悪い流れを断ち切りたい思いが、貴重な一発につながった。
これで杉内も気持ちが乗った。開幕当初は不調だったが、得意の5月が近づいて状態が上がってきた。「投げていて気持ちいいという感覚が戻ってきた」と話していた通り、この日もテンポのいい“大人の投球”で、竜打線を手玉に取った。
危機らしい危機は2回だけ。2安打で一死二、三塁となったが、谷繁を左飛、さらに敬遠で満塁策を取ると投手の吉見を投ゴロに打ち取った。
「三振は僕の投球のバロメーター」と話す左腕としては珍しく、この日奪った三振はわずか2個。球威が戻った直球で打ち損じを誘い、フライアウトの山を築いた。
巨人打線は4回、2試合連続で6番に座った長野の適時打で3点目。長野は昨季20打数10安打、今季も5打数3安打とカモにしている吉見を打って復調をアピールした。すると、その後は杉内が危なげなく竜をシャットアウト。結局9回を投げ切り、5安打無失点でチーム初完封を記録した。
開幕ダッシュに成功しながら、23日から始まった9連戦中に4連敗と、やや元気のなかった巨人。投打の主軸がここにきて復活し、再びライバルを突き放す準備は整った。
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