珍しいお客さま
- 投稿日:
- 2013年1月16日
- 投稿者:
- osuka
昨年の大みそかのこと。水族館に1本の電話がかかってきました。「日立市の鮎川に動けない動物がいる」とのこと。
急いで駆け付けたところ,正体は「キタオットセイ」。大きな外傷はないものの,衰弱して動けないようです。
とりあえず急いで水族館へと運び,保護することにしました。
最初はなかなかエサも食べずみんなを心配させていたこのコですが,2日ほどたつと元気を取り戻してエサを食べるようになりました。
すっかり元気になった昨日の様子がこちら。
やせていた体もふっくらしてきて,元気いっぱい。今では1日3.5㎏のエサもぺロリとたいらげます。
また,コンテナに生きたイワシを入れたところ,すごい勢いでガブリ!「野生の血」を感じてしまいました。
オットセイは現在バックヤードで静養中ですが,元気になり次第,海へと戻す計画です。うまく,群れに合流できると良いのですが…。
海へ戻す前には外の環境に馴らす意味で展示プールに出す予定なので,運のいい方は会えるかもしれませんね。
こんばんは。
いきなりで申し訳ないですが元々オホーツク水族館にいたラッコのマミーが水族館閉館とともにそちらの水族館に行ったと聞いたのですがマミーは元気にしていますか。
小さい頃に良くオホーツク水族館に連れて行ってもらったので気になって…>_<…
コメントありがとうございます。
そして,マミーのこと,覚えていて下さってありがとうございます。
マミーは,残念ながら一昨年亡くなりました。私が飼育を担当してからのマミーは,お昼寝とホタテをこよなく愛するおばあちゃんラッコでした。
マミーの死はとても残念でしたが,まだ覚えていて下さる方がいたのは,とてもうれしいです。
動物の命はわたしたちよりはるかに短く,それだけに常に真剣に向き合っていかなくては,といつも自分に言い聞かせています。