NHK北海道のニュース 札幌放送局
キムチ原因の食中毒 営業停止
札幌市の食品会社が製造したキムチを食べた人たちが下痢などの症状を訴えて、複数の患者からノロウイルスが検出され、札幌市は、キムチが原因の食中毒として、食品会社を5日間の営業停止処分にしました。
札幌市によりますと、今月20日から22日にかけて、札幌市北区と東区の2つの飲食店で食事をした人たちが下痢やおう吐の症状を訴えました。
保健所が調べたところ、患者はあわせて29人に上り、いずれも札幌市西区の食品会社「さくら農園」が製造したキムチを食べていたことがわかりました。
症状は回復に向かっていますが、患者18人と、この会社の従業員3人のあわせて21人からノロウイルスが検出されました。
札幌市は「さくら農園」が製造したキムチが原因の食中毒と断定して「さくら農園」を30日から5日間の営業停止処分としました。この会社は今月26日から自主休業しているということです。
問題のキムチは今月19日に製造され、およそ400キロが札幌市と東京のあわせて8つの飲食店に流通しましたが、これらの店以外では販売されていないということです。
04月30日 18時39分