中学校男性教諭:生徒の顔面殴り打撲 奈良・橿原
毎日新聞 2013年04月30日 20時29分
奈良県橿原市教委は30日、同市立中学校の男性教諭(50)が市外の別の中学校に通う3年生の男子生徒(14)の顔面を2回殴り、約1週間の打撲を負わせたと発表した。この中学校には教諭の娘(12)が1年生に在籍し、男子生徒は所属するソフトテニス部の主将。不当な内容の練習をするよう告げられたと娘から聞いた教諭が、学校に出向いて話を聞いているうちに激高したという。
同市教委によると、暴行があったのは4月18日夕方。グラウンドで男子生徒に説明を求めたところ、「冗談だった」と言われて腹を立て、髪の毛をつかみ殴りかかった。近くにいた教諭が止めに入り、男性教諭は生徒に謝罪した。校長とともに翌日、保護者にも謝罪したという。被害届は出ていない。
教諭は同19日から謹慎し、市教委は県教委に報告した。市教委は「教員としてあってはならない行動」と陳謝した。【矢追健介】