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横浜市大病院で女性死亡 高濃度酢酸を誤投与

 横浜市大病院(横浜市金沢区)は30日、入院していた横浜市内に住む50代の女性患者に誤って高濃度の酢酸を投与し、死亡させたと発表した。死因は壊死を伴う腸炎で、病院から届け出を受けた神奈川県警が業務上過失致死の疑いもあるとして調べている。

 病院によると、女性は心不全と腎不全を併発して昨年8月から入院。栄養液を腸に流し込むチューブを鼻から挿入していたが、詰まってしまったため、看護師が4月7日に医師の許可を受けて濃度25%の酢酸を注入したところ、腹痛を訴え24日に亡くなった。

 詰まりを防ぐためには約1%の濃度が効果的との研究報告はあるが、病院のマニュアルに記載がないという。病院によると、今回の濃度は市販の食酢(4%程度)の約6倍で、健康な人にも危険な濃さだった。

 平原史樹病院長は「患者や家族におわびする。原因究明と再発防止に全力で取り組みたい」と陳謝した。

[ 2013年4月30日 20:44 ]

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