2013年4月9日(火)

「お金に愛される人」の5つの習慣

PRESIDENT 2011年11月14日号

野上勇人=文 飯田安国=撮影
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労力がかかる副業とそうでないものをバランスよく

「新たなキャッシュポイントをつくるためには、休みの日でもやりたいと思えるような好きなことを始めて、それをビジネスにしていくこと。そしてブログでも、ホームページでも、フェイスブックでもいいので、発表するための『箱』をつくることが大事です。箱をつくると、自然と中身が入ってくるんです。私のセミナーの生徒には、犬の散歩をビジネスにした人がいました。そして散歩の様子を顧客にレポートすると同時にネットに公開したことで、PRになりビジネスを大きく伸ばしたのです」(佐藤氏)

好きなことで稼ぐことができれば一番いい。しかし、特筆すべき趣味がない人や、休日にはお金を使って終わってしまう人も多いだろう。そんな人はどうすればいいのか。

「知性を使って、お金がうまく回ってくる仕組みを考えればいいんです。好きなことといっても、人と関わること、誰かにとって何かプラスになることでないとダメです。たとえば映画が好きな人は、映画についておもしろい解説をして、メルマガで配信するなどの方法があります。人と関わること、何らかの社会との接点がないと、お金は生まれません。逆にいえば、社会との接点さえあれば、どんなところにもお金が生み出されるシステムがあるはずです」(本田氏)

また、現代のITの発達が個人が稼ぐことを可能にしたと、金融・経済関係の著書の多い作家の橘玲氏は指摘する。

「ITの登場によって、会社に所属しなくても分業ができるようになった。無料のブログサービスやグーグルのような無料のクラウドサービス、あるいはアマゾンのようなマーケットサイトなど、これまで会社に集まって分業していたようなことを、個人がアウトソースできるようになってきたんです。これまでは大きな仕事をするためには、会社に入らなければいけなかったのが、だんだんと、いわゆる自営業でも外部サービスを使えば収益を獲得できるという、新しい可能性が出てきています」(橘氏)

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