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muskiaさんが書き込んだレビュー

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オレたち花のバブル組 (文春文庫)
オレたち花のバブル組 (文春文庫)
池井戸 潤著
エディション: 文庫
価格: ¥ 690

2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 身にかかる火の粉を払うのは正当な行為だ, 2012/1/16
よく似たタイトルの「オレたちバブル入行組」の続編だ。
「基本は性善説、やられたら倍返し」を信条とする営業第二部次長の半沢が引き継いだ大手ホテルチェーンの120億円の損失、同期入社で中小企業に出向した近藤が掴んだ転貸し、金融庁の検査官の執拗な半沢攻撃、これらの裏に不正があり、さらに繋がっていることをを突き止めて、当事者を糾弾していくという話だ。
身にかかる火の粉を払う正当な行為だが、組織の中ではなかなかできないことでもある。それを見事にやってくれるところが痛快なのだ。

オレたちバブル入行組 (文春文庫)
オレたちバブル入行組 (文春文庫)
池井戸 潤著
エディション: 文庫
価格: ¥ 690

5つ星のうち 5.0 タイトルからは全く想像できないようなストーリー, 2012/1/5
著者は元銀行員でこの小説も銀行を舞台としたものである。著者の作品を読むのは初めてだし、銀行を題材にした小説も初めてだが、非常におもしろく一気に読み終え、続編「オレたち花のバブル組」を引き続き読み始めたところだ。
主人公半沢直樹がバブル期の就職協定破りで入行内定したところから話が始まるが、銀行とは紳士協定を破るような偉そうで自分勝手なところだという負の先入観をうまく与えていると感じた。かつて護送船団方式によって守られ、絶対につぶれないと言われていた銀行もバブル崩壊後に大銀行が破綻したり、統廃合されたりで当時のままで残っているところはほとんどない。半沢も大阪西支店の融資課長におさまっていたが、融資先が倒産し5億円もの債権が回収不能となる。しかも支店長が独断で融資を決めた案件にもかかわらず、支店長は半沢一人に責任を負わせようとする。ここから半沢の反撃が始まり、計画倒産であることを暴き債権回収に成功する。さらに株損失の穴埋めのために融資先の旧知社長と謀っていた支店長の証拠を握り、それをネタに支店長を脅して本店営業部次長に栄転してしまうという銀行員にしてはダーティーなストーリーである。
タイトルの軽さ?からは全く想像できないようなストーリーだった。

[Amazon.co.jp限定] PLANEX デジタル家電やゲーム機を無線化 300Mbps デュアルバンド対応WiFi無線LANシンプルコンバータ(子機)FFP-PKC04D [フラストレーションフリーパッケージ(FFP)]
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価格: ¥ 3,582

8 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 USB無線LAN子機から乗り換え, 2011/12/31
Amazon Vine 先取りプログラム™ メンバーによるカスタマーレビュー (詳しくはこちら)
これまで2階のPCはUSB無線LAN子機でインターネット接続していたが、今回この商品に乗り換えた。特に難しい設定も必要なく使い始めることができた。

気にしない技術 (PHP新書)
気にしない技術 (PHP新書)
香山 リカ著
エディション: 新書
価格: ¥ 756

19 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 気にしない、気負わない、まあ良いんじゃないのという「テキトー力」が大切, 2011/12/25
レビュー対象商品: 気にしない技術 (PHP新書) (新書)
PHP研究所の月刊誌THE21の連載がベースになっているそうだ。1テーマが数ページ単位でまとまっており読みやすい構成になっている。
他人には「気にしない、気にしない」と言いながら、自分のことになると「気にしろ、気にしろ」と迫っている状態になりがちで、多くの場合は悪循環に陥ってしまい、なかにはうつ病になってしまう場合もあるようだ。一番良い解決法は「最初から気にしないようにすること」で、その方法をまとめたのが本書である。
ポジティブであることが良いことであって、それを要求され常に前向きで成長し続けることを由とする風潮は、いまだに高い経済成長を求められる日本経済と重なって見える。

以下気になった/気に入ったポイント。
・東日本大震災を機に日本全体、日本人全員が何らかのストレスを感じている。このような非常時や限界を示された時の決断は間違うことがある。吊り橋効果、閉店時刻効果という。
・目標は立てるべきものではなく立ててもいいものくらいに考えておけば良い。普通に生きるだけでも大変なことだ。
・計画や目標を達成できなかったことで自分を責めてはいけない。マイナスの感情のループにはまってはいけない。
・功利主義的・効率的読書=速読術は不要だ。何げなく手に取った一冊に名著があることもある。実用書と人生を豊かにする本は分けて考えたい。
・テキトーがなぜ悪い。厳格なルールは相手を信用していない証拠。その傾向を強めているのが会社という組織である。その結果うつ病、労災、パワハラなどが増えていると思われる。
・「まあいいんじゃないの」と許しあえるテキトー力を身につけたい。
・人は実生活の中では役回りにふさわしい「演技」をしている。
・駅伝人気は絆を作りたいことの象徴。成果主義などによりぎすぎすした職場になっていることの表れ。

下山の思想 (幻冬舎新書)
下山の思想 (幻冬舎新書)
五木 寛之著
エディション: 新書
価格: ¥ 777

51 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 実りの多い豊かな「下山」とは何かを考えるきっかけとなる, 2011/12/18
レビュー対象商品: 下山の思想 (幻冬舎新書) (新書)
著者は2008年に「林住期」という本を書いているが、本書でも今の日本は、この古代インドの人生を「学生期(がくしょうき)」「家住期(かじゅうき)」「林住期(りんじゅうき)」「遊行期(ゆぎょうき)」に分ける思想の中の「林住期」にあたると言っている。人生ではなく山登りを例に取れば、前半が「登山」であり後半が「下山」ということになる。国や世界も同様で、成長期としての登山があれば必ず成熟期以降としての下山がある。登山をすれば必ず下山しなければならないのに、これまで下山が深く考慮されたことはない。登山以上に重要なものにもかかわらずだ。
日本は戦後著しい経済成長を遂げて世界第二の経済大国になった。これは成長期、すなわち「登山」であるが、すでに経済成長のピークは過ぎ成熟期すなわち「下山」のプロセスに入っているのである。「下る」という言葉にはネガティブなイメージがつきまとうが、下山はそういうことではなく、実りの多い豊かな下山を続けるということである。そして更なる再出発のための準備を整える時期である。日本にとって実りの多い豊かな「下山」とは何か、新たな目標とすべき国はどのようなものかをを考えるきっかけとなる。
また、日本は東日本大震災と原発事故に見舞われたが、下山の途中に雪崩に遭ったようなものだ。これからも立ち上がらなければならないが、目指すものはかっての経済大国ではないはずだ。このようにかつての経済成長を目指すべきではないとい主張は他書(「成熟ニッポン、もう経済成長はいらない」など)にも多く見られ賛同できるものだ。
「おわりに」には、必ずしも暗い気持ちで下山の時代を見ているわけではなく、むしろ必死で登山をしているときよりも、はるかに軽い気持ちで下山について語っているつもりだ。伸びやかに明るく下山していくというのがいつわらざる気持ちだと書かれている。
ただし、最終章「ノスタルジーのすすめ」はページを埋めるために無理矢理追加されたような内容で違和感がある。

外交官が見た「中国人の対日観」 (文春新書)
外交官が見た「中国人の対日観」 (文春新書)
道上 尚史著
エディション: 新書
価格: ¥ 819

5つ星のうち 4.0 マスゴミに左右されない中国の姿が書かれている, 2011/12/17
中国とはよく分からない国だと思っていた。しかし、本書を読んで分からないと言うよりよく知らないというのが本当だと思った。マスゴミ(テレビや新聞など)で報道されるのは、嫌日、反日という極端なニュースばかりで、これらを基準に判断しては間違いのもとだということがよくわかった。
著者は中国大使館の広報文化担当公使として民間レベルの交流に携わった経験をもとに本書を書いている。民間とはいっても、中高生・大学生・メディアや言論関係の知識人など広範囲の中国人に直に接して、感じたことが書かれている。
印象的だったのは、一人っ子政策なども関係するが、子供の教育に熱心(過熱気味)で昔の日本のような詰め込み教育が行われていること、また「中国はデブ、真に強い国とは言えない」とか「日本の良いところは素直に受け止めて学ぼう」という謙虚な発言がよく聞かれるということだ。教育に熱心で外国から何でも学ぼうという姿は、かつての日本の姿に重なる。
我々日本人の中国観は、マスゴミ(テレビや新聞など)の報道によって強く左右されて偏ったものになっているという思いを強くした。

インシデント 悪女たちのメス (講談社文庫)
インシデント 悪女たちのメス (講談社文庫)
秦 建日子著
エディション: 文庫
価格: ¥ 580

2 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 予想外の結末、しかしイマイチ, 2011/12/8
「アンフェア」シリーズ原作者による書下ろしの医療ミステリー。「インシデント」とは医療事故のことだ。確かに予想外の結末だった。医療事故ではなかったということ、女子高生のさやかも同級生の悠も死んでしまったということ、善人ぶった偽善者が何の罰も受けずに終わること、等々。
また、期待しすぎたのかもしれないが、ちょっとイマイチだと感じた。あまり深く考えずに、ミステリー小説として楽しんだ方が良いのだろうか。

どうして会社に行くのが嫌なのか (アスキー新書 026)
どうして会社に行くのが嫌なのか (アスキー新書 026)
大美賀 直子著
エディション: 新書
価格: ¥ 760

5つ星のうち 4.0 あまり深刻になりすぎずストレス解消法を説明, 2011/12/8
現在、自分自身が「会社に行きたくない状態」に陥っているわけではないが、過去には何度か行きたくないと思ったことがある。この本は、本屋で何気なく手にして購入したものだが、起きている時間の半分以上を会社で過ごすサラリーマンのストレス解消に役立つ方法について書かれている。
ブルーマンデーとは月曜日の自殺者がもっとも多いという事実と一致するらしい。月曜日はウォーミングアップと考えて頑張りすぎないことが重要だ。月曜朝一の会議などもってのほかだ。日曜日の夜になると「明日からまた会社かぁ」と憂鬱になる「サザエさん症候群」というのがあるらしいが、分かるような気がする。
忙しさの怖いところは心身ともに疲れ切ってしまうこと、反対に閑の怖いところは時間がありすぎてやる気が湧かないことである。
加齢による焦りがストレスとなるが「大人としての責任」を引き受けていく覚悟を持つことにより、ストレスを小さくしていくことができる。このミドルエイジ(40〜50代)は、仕事、家庭、健康面で大きな変化が出てくる。40歳頃を人生の午後と言い、思秋期ともいうそうだ。
自分なりにまとめると、良い意味での開き直りによりストレスを減らすことができるということだと納得した。

KING JIM 自動日付印「スグオシ」 GAD-15/MO
KING JIM 自動日付印「スグオシ」 GAD-15/MO
出品者:文栄堂ネットプラザ
価格: ¥ 3,980

5つ星のうち 3.0 毎日使う人にとってはそれなりに便利だが、やや価格が高い?, 2011/12/7
Amazon Vine 先取りプログラム™ メンバーによるカスタマーレビュー (詳しくはこちら)
会社勤めで日付印を毎日使う人にとっては、それなりに便利な商品かもしれない。しかし、そもそも個人で購入するものではないし、会社の経費で落とす場合には投資効果が求められるわけで、勤め人の立場ではなかなか購入申請しづらい価格設定と思う。
オーナー企業の経営者が自分が欲しいと思って購入するようなケースが考えられるのかも・・

新・堕落論―我欲と天罰 (新潮新書)
新・堕落論―我欲と天罰 (新潮新書)
石原 慎太郎著
エディション: 単行本
価格: ¥ 756

21 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 堕落というより幼稚化だ, 2011/11/16
東日本大震災に際して、著者が「天罰」と発言し物議を醸したことは記憶に新しい。被災者に対してではなく、日本人全体に対する言葉だということは容易に理解できたが、大手メディア(マスゴミ)は例によってバッシングに終始した。本書は副題にその「天罰」という言葉が使われているが、巻末を見ると、第1章の原文は文藝春秋2010年12月号「日本堕落論 このままでは日本は沈む」だ。つまり震災前から天罰という言葉を使っていたわけであり、震災の被災者に対するものではないことは自明である。
著者の本を読むのは初めてだが、難解な言葉と一般的でない外来語のカタカナ表記(例えばセンチメント)には正直なところ閉口した。
著者は「平和の毒」が日本人全体を蝕んでいるという。アメリカという間接的支配者に国家の自主性を委ね安易な他力本願が平和の毒を培養したのだと指摘する。大人たちの物欲・金銭欲・性欲、経済至上主義、ゆとり教育による教育の荒廃が日本を堕落させており、占領軍によって与えられたあてがい扶持の憲法を最良のものと信じ込まされている。アメリカにすべてを依存するという徹底した他力本願と自己放棄が今の日本の姿である。
かなり偏った考えだと糾弾する意見も多いかもしれないが、上辺だけは平和な日本の姿を保ちながら、最近でもTPPなどを利用したアメリカ(国家や政府や富裕層など)の日本支配・侵略が着々と進められている。従来から、アメリカ(国家や政府や富裕層など)の日本に対する考えは、対等なパートナーではなく、富を搾取する対象である。
福田和也の言葉「なぜ日本人はかくも幼稚になったのか、幼稚とは何が肝心かということが分からないもの」を引用して紹介しているが、日本人は堕落したというより幼稚になったという方が正しいかもしれないと感じた。

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