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muskiaさんが書き込んだレビュー

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奪われる日本 (講談社現代新書)
奪われる日本 (講談社現代新書)
関岡 英之著
エディション: 新書

1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 米国によって何もかも奪われようとしている日本, 2012/3/26
この本が発行されたのは2006年8月。その間読む機会がなかったことを後悔しているが、遅くなったとは言え今回本書を読み、米国の陰謀とそれを規制緩和・行政改革と言い換えて国民を欺き実施してきた日本政府の姿を知ることができた。
著者は銀行員を経て再度大学で建築を学んだという変わった経歴を持っている。また、読んでみるとわかるが、非常に難しい日本語が多用されている。例えば「跳梁跋扈」「愚昧に惑溺」「大道糜爛」など。
内容については、まさに「米国によって何もかも奪われようとしている日本」について、公文書や新聞報道などの事実をもとに書かれたものである。秘密文書でもない「年次改革要望書」という宮沢・クリントン時代に始まった米国の外交公文書に、日本への内政干渉ともいうべき内容が記載され、驚いたことにそれが次々と実施されている。郵政民営化、新会社法、独禁法改正、派遣法改正、医療改革、裁判員制度などどれもこれも、米国による外圧を受けて日本が「規制緩和」の御旗の元に推し進めたことだ。最近読んだ「資本主義崩壊の首謀者たち(広瀬隆)」によれば、金融マフィアなどほんの一部の首謀者たちが米国政府をも牛耳って日本の資産を狙っているとのこと、年次改革要望書の中味もその首謀者たちの仕業ということになるのだろうか。
グローバル化という名のアメリカ化が進み、規制緩和・構造改革・民営化という名のもとに日本企業の外資化や国民の資産の米国への流出、格差拡大や弱肉強食化等が知らない間に進められていたということだ。郵貯の次は健康保険を狙っているらしい。とんでもない話だ。
「公務員は優遇されすぎている」「民間にできることは民間に解放すべきだ」と言われれば、その通りだと思ってしまう。このように一般国民の民意を誘導してアメリカ化を推し進めてきた米国傀儡政権には退場していただく必要がある。確かにアメリカに憧れを抱いたり、横文字がカッコいいと感じたりする気持ちもわかるが、そろそろ変わる必要がある。ちょっとおかしいと考えてみる必要がある。

日本を追い込む5つの罠 (角川oneテーマ)
日本を追い込む5つの罠 (角川oneテーマ)
カレル・ヴァン・ウォルフレン著
エディション: 新書
価格: ¥ 987

30 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 罠を仕掛けているのは米国富裕層・巨大企業、その恩恵を受ける官僚・政治家どもだ, 2012/3/25
著者は長年日本の政治や権力構造について研究してきたオランダ人ジャーナリスト、アムステルダム大学名誉教授だ。
現在の日本が直面する5つの危機について、敢えて「罠」という言葉を使って強い警鐘を鳴らしている。
まず、序において、日本の状況はアメリカやヨーロッパに比べれば遙かにましだと言っている。確かに今後下手をするとはまりかねない罠が仕掛けられつつあるが、まだ後戻りできないわけではないということだ。
著者は、第5の罠として「権力への無関心という怠慢」を挙げているが、その最たるものがアメリカに操られた小泉・竹中政治を監視するどころか、一緒になって踊らされていたメディア、国民であろう。国民はあまりにもメディアを盲信しすぎていたのだと思う。その後、政権党として民主党を選択したにも拘わらず、TPP、財政緊縮、沖縄問題など相変わらずの対米隷属が続けられようとしている。まさしくこれらがすべて米国富裕層・軍産複合体・巨大企業から仕掛けられている罠なのである。メディア、国民が権力をきちんと監視すれば、その裏に蠢く政治家や官僚と、さらにその裏の米国の姿が見えるはずであるし、罠にはまらない選択も可能なはずである。
本書で繰り返し述べられているのは、アメリカという国の変質である。この10年ほどの間に新自由主義とか保守(極右)主義によって、わずか1%の富裕層が富の大半を独占し、かつての中流層はなくなってしまった。この主張を裏付けるのは、堤未果氏の「ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)」などである。軍産複合体とそれに言いなりになった政府によって、中流層から貧困層にたたき落とされた米国民の姿が詳細にレポートされている。
かつて、アメリカは日本国民の憧れの的で、いつかは自由で明るいアメリカのようになりたいと願ったものだが、今のアメリカはそのような対象ではなくなったことを日本人は知るべきであるし、知らされるべきである。
蛇足だが、訳者は著者の和訳を多く手掛けている方だが、本書に関しては難解な日本文が非常に多いと感じた。

TASCAM TC-1S WH 太陽光充電クロマチックチューナー
TASCAM TC-1S WH 太陽光充電クロマチックチューナー
出品者:株式会社ヴァップス
価格: ¥ 1,320

1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 エコを志向した太陽光充電式チューナー, 2012/3/7
Amazon Vine 先取りプログラム™ メンバーによるカスタマーレビュー (詳しくはこちら)
太陽光だけではなく蛍光灯の光でも充電可能なところとUSB給電に対応しているところが良いと思う。また当たり前機能と言えるかもしれないが、5分間での自動パワーオフも評価できる。チューナー機能については音ズレの表示も多彩である。
昔は音叉を使ってチューニングしていたものだが・・

歪笑小説 (集英社文庫)
歪笑小説 (集英社文庫)
東野 圭吾著
エディション: 文庫
価格: ¥ 650

8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 前作から格段にレベルアップした出版業界を皮肉る短編集, 2012/3/1
レビュー対象商品: 歪笑小説 (集英社文庫) (文庫)
著者がこのような「笑」シリーズという短編集を書いていることは全く知らなかった。
本書を読んだ後に前作「黒笑小説」を読んでみたが、内容も可笑しさも格段にアップしていることがわかる。12編の短編はそれぞれ個々の話として十分におもしろいのだが、同じ登場人物が出てきて内容も微妙につながっているので、相乗効果で全体として良いものになっている。灸英社、金潮書店など実在の出版社を連想させる出版社名や、文学賞のネーミングもいかにもありそうな話だと思わせるし、熱海圭介、唐傘ザンゲという作家や獅子取、神田、広岡という出版社社員もモデルが実在するのではないかと思ってしまう。
特に面白かったのは「小説誌」。「小説灸英」編集長神田の中学生の息子達数名が職場見学に来て、鋭い突っ込みを入れるのだが、対応した編集者の青山がたじたじになり、ついには切れて「馬鹿たれ作家たちの相手がどんなに大変か」を叫び、神田の息子がお父さんの仕事の過酷さを知るというものだ。鋭い突っ込みの一例は「小説誌に掲載されたものは下書きで単行本にするときに書き直すのならば完成品ではない、そんなものを売って恥ずかしくないのか。詐欺ではないか」とか「連載終了しても単行本化されないのは失敗作、その失敗作が掲載されていた小説誌は不良品ではないのか、リコールすべきではないのか」など・・だ。ちょうど電車の中で読んでいて笑いをこらえるのが苦しかった。

黒笑小説 (集英社文庫)
黒笑小説 (集英社文庫)
東野 圭吾著
エディション: 文庫
価格: ¥ 580

1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 文壇の裏事情を描いた4編以外は期待はずれ, 2012/3/1
レビュー対象商品: 黒笑小説 (集英社文庫) (文庫)
出版社、作家などの文壇の裏事情を皮肉った4編と他の9編からなる短編集だ。
文学賞受賞に関する4編は、先に読んだ最新作「歪笑小説」の前作に当たるもので、いかにもありそうな話でおもしろかった。続編「歪笑小説」が文壇の裏事情だけに絞ったのも頷ける。
これに対して、残る9編は超常現象的なことをネタにしているところはガリレオシリーズを連想させるが、内容が練られておらず、いかにも「小説誌」で中学生が言っている失敗作そのもののようだ。そこそこのブラックな笑いを引き起こす話ではあるが、はっきり言って期待はずれだった。

愛しの座敷わらし 上 (朝日文庫)
愛しの座敷わらし 上 (朝日文庫)
荻原 浩著
エディション: 文庫
価格: ¥ 588

1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 どこにでもいそうな家族と座敷わらしのほんわか話, 2012/2/23
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
どこにでもいそうなある家族が父親の転勤によって引っ越しし、転居先の古家に棲みついていた座敷わらしによって、家族間の不協和音が解消されていくという話だ。田舎の古家が舞台になっているのでノスタルジックな雰囲気を持っている。タイトルを見れば座敷わらしが登場するのは分かるのだが、どのように描かれて一家とどのように関わっていくのかに興味をもって読み始めた。この期待を裏切って、当初は座敷わらしは長男とおばあちゃんにしか見えない。その後も積極的に良いことや悪いことをすることはなく、その存在を家族に知らせることによって、家族一人一人が他の家族を思いやるようになってしまう。結果的にいつの間にか良い家族になっていく。父親が再度本社に戻ることになり、再度引っ越しをするのだが、どうやら座敷わらしも一緒についてきたみたい・・
また、確かに全体的に言葉遊びが過剰な気がしないこともないが、次のような表現は旨いなぁと感じた。
一面の田んぼの中を走る赤いワゴン車を「芝生に入り込んだてんとう虫に見える」とか、飼い犬のクッキーの「毛からはいつもひなたで干した毛布の匂いがする」とか、「ああ、まずい。「はい」が二回は「いいえ」と同じだ。」とか・・
日常的であまり深刻ではないことを取り上げて、読ませる話に仕上げるところが非常に上手い。
コメント コメント (2) | 固定リンク | 最新のコメント: Jul 4, 2012 9:30 PM JST


池上彰の新聞勉強術 (文春文庫)
池上彰の新聞勉強術 (文春文庫)
池上 彰著
エディション: 文庫
価格: ¥ 630

23 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 新聞は偏向報道だらけ、いい加減に「池上彰の・・」はやめてほしい, 2012/2/23
もとNHK記者、大手マスコミの寵児、出版業界の儲け頭として有名な著者。今度は凋落激しい新聞を持ち上げる本を書いたということらしい。
原発報道、小沢裁判、いずれも権力(官僚のことだ)に屈した垂れ流し報道、リーク報道しかできない大手新聞にどれだけ読む価値があるのか。ポピュリズムを扇動する媒体に過ぎない。
権力の監視という重要な機能を忘れるな!

会計王13 解説本付き
会計王13 解説本付き

2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 想像以上に簡単に使える, 2012/2/9
レビュー対象商品: 会計王13 解説本付き (CD-ROM)
Amazon Vine 先取りプログラム™ メンバーによるカスタマーレビュー (詳しくはこちら)
「操作ナビ」や「自動仕訳」などの機能により、予想していたよりは簡単に使えることが分かった。説明通り簿記に詳しくなくてもかんたんに入力が可能である。

Corel Paint Shop Pro X4 通常版
Corel Paint Shop Pro X4 通常版

5つ星のうち 4.0 Paint Shop Pro 7からの乗り換え, 2012/1/26
レビュー対象商品: Corel Paint Shop Pro X4 通常版 (CD-ROM)
Amazon Vine 先取りプログラム™ メンバーによるカスタマーレビュー (詳しくはこちら)
これまでPaint Shop Pro 7を使ってきたが、やっと最新版に乗り換えることができました。
まだ本格的には使っていないのですが、非常に多機能だということは理解しています。
まだ旧版も使える状態ですが、早く使いこなせるようになりたいと思います。

株価暴落 (文春文庫)
株価暴落 (文春文庫)
池井戸 潤著
エディション: 文庫
価格: ¥ 580

5つ星のうち 4.0 企業小説に刑事小説をミックスしたようなもの、おもしろい, 2012/1/16
レビュー対象商品: 株価暴落 (文春文庫) (文庫)
大手スーパー一風堂の店舗が爆破され客離れと株売りにより破綻の恐れが生じた。古い銀行体質に疑問を抱く白水銀行審査部調査役坂東は追加融資をして破綻を先延ばしにしようとする企画部次長二戸と激しくやり合うこととなる。また、爆破犯として追われる若者、追う刑事たち、かつて一風堂の出店トラブルで自殺に追い込まれた若者の父親などの話も並行して進んでいくが、最後にどんでん返しがある。
銀行を舞台にした企業小説に刑事小説をミックスしたような小説になっており一気に読み終えた。
著者の銀行に対する考えは、板東が二戸に対して放った次の言葉に込められていると感じた。「企業が発展するために資金提供するのが銀行の仕事である。銀行はこの10年間でもっとも凋落した業種である。一般社会の常識に照らし合わせて納得の行かない支援、銀行内部の人間ですら信認しかねる政治的な決着を繰り返してきたからだ。」

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