インターネットにつながっている他のMac、スマートフォン、タブレットなどの一括管理可能な「ノートン マネージメント」が付いているというのが売りではないでしょうか。

書店で「「上から目線」の構造 （日経プレミアシリーズ）」と本書を見比べて、新しい方が良いと思って選んだのだが、どうも判断ミスだったようだ。
1章から5章まで、病的に自分が大好き人間とはどういう人間で、どのような行動思考パターンをとり、周りの者をどう困らせるのかということがくどいほどに何度も何度も説明されていて正直疲れた。部下の場合、上司の場合、友人の場合などシチュエーションは違っても、自分中心で他人のことを思いやれない、上から目線で傷つくのが怖い人間だということだ。上から目線という言葉が何度も出てくることから考えても、「病的に自分が好き人間」=「上から目線人間」ということなのではないかと思われる。ただ、説明の中で心理学の専門語が説明されており、この点は興味深かった。
6章からは、心理学的に健康に生きるには楽天的な方が良いという主旨のことが書かれておりそれなりに納得の行く内容だった。

アジア各国で鈍行列車を乗り継いで旅をしたときの様子を豊富な写真付きでまとめたもの。
一口にアジアと言っても、実に様々な鉄道に関わる人・仕組みが違うのに驚く。特に国によって車掌や車内の様子が大きく異なるのがおもしろい。国民性というかお国柄というか、車掌の偉そうさ加減がかなり違う。
一番威張っていてやる気がないのが中国。寝台の片づけは乗客の仕事で、駅に着いたら車掌が真っ先に降りるそうだ。
タイやベトナムの列車は車内販売の食事が充実している。タイは沿線住民がもの売りとして乗り込んでいる。ベトナムは暖かくない物は食べないというお国柄らしく、食べ物はジャーに入った熱々が出てくる。スープもホカホカだ。国鉄職員の仕事だ。また昼寝の習慣があり、会社にパジャマを持ちこんで眠るとか。
フィリピンは鉄道沿線で暮らす人々がたくましい。トロリーという簡易車両を勝手に線路に載せて、乗合の乗り物として使っている。沿線の商店は線路に向かって店を開いている。乗客は線路を通って家に帰る。それから座席窓下の小さなテーブルの下に「センヌキ」と書かれたプレートと栓抜き金具があったそうだ。日本の国鉄の払い下げ車両がまだ現役で使われているということだ。著者も非常に懐かしいと書いているが、私もセンヌキはよく覚えている。
自分の幼少の頃に乗った鈍行列車を思い出させてくれたが、残念なことに多くの国で鈍行列車が廃止されてつつあるということだ。

元検察官でもある郷原氏が、小沢事件で明らかになった検察組織の腐敗ぶりについて4人の方々と対談したものである。最後に対談を踏まえた郷原氏の総括がまとめられている。対談相手は、小川敏夫前法務大臣、石川知裕衆院議員、大坪弘道元特捜部長、八木啓代氏だ。
特筆すべきは八木氏の活動である。歌手・作家ではあるが政治とは無関係の方が、なぜこのような市民活動を始めたのかについて「検察によるクーデターを阻止しなければならないと思った」と言っている。政権交代を果たした民主党の小沢党首は当然首相になるはずであり、それが民主主義のはずだが、それを好ましくないと考える検察官僚が、政治資金規正法による冤罪をでっち上げたのである。東京地検特捜部の捜査では起訴できず検察審査会を使ってまで有罪にしようとしたが、結局それはできなかった。これにはこの市民の会の活動などが大きく貢献している。
小川前法務大臣は、検事、裁判官、弁護士の経験があり、田代検事の記憶の混同に関する最高検報告書が信用できなかった。法務大臣の役割として国民が納得する捜査をする必要があると思い、指揮権発動をしようとしたが、その前に解任されてしまった。しかし、国民の側に立つべきという信念を持っているのであれば、野田首相の了承を得るというようなことをせず、自らの判断によって指揮権を発動すべきだったと思う。
大坪弘道元特捜部長は、村木さん事件でFDの改ざんをした部下を隠避した容疑で起訴されたが、小沢さん事件では東京の特捜部長は戒告処分だけだった。これは不平等だ、自分の場合だけ罪に問われるのは納得がいかないと憤っているのだが、それ以前に村木さん事件の捜査指揮し冤罪で起訴し有罪にしてしまったのは、大坪氏自身ではないのか？　そのことは棚上げにして検察を批判する側に立っているのは余りにも都合がよすぎはしないのか！
大阪地検では、裏金作りを内部告発しようとして別の微罪で有罪にされた三井環氏がおり、やはり検察批判を行っているが、三井氏の場合とは全く違うのではないか！
郷原氏は、以前「検察の正義 (ちくま新書)」を出版したが、その時は自浄作用による組織再生を期待していたと思われるが、さすがに今回は「検察崩壊」と断じた。
本書では触れられていないが、森ゆうこ議員の「検察の罠」によれば、法務省本体や最高裁も同じ穴の狢ということだ。検察と裁判所の間では人事交流があり、黒幕の一人といわれる黒川官房長は検察の検事だったそうである。

現在国会新聞の編集次長を務める筆者は、以前マイカルに勤務し中国事業に関わっていたという経歴を生かして本書を書いたとのこと。尖閣問題などで日中関係がギクシャクしているということもあるが、中国という国のことがよく理解できず、書店で見かけて購入した。最近の話題など、それなりに分かっていたつもりだったが、改めて底知れず得体の知れない国という印象を強くした。
共産党員約1億人、一般人約4億人、下層民衆約8億人という階層が存在し、さらにその下には「人でない層」があり実体は分からないという。下層民衆とは農民などで、秦の始皇帝時代から存在し、支配層が変わっても同じように暮らしてきた。共産党支配の今日も同じであるという。一人っ子政策は有名だが、諸事情により第2子や第3子が生まれた場合、出生届が出せないため「戸籍のない者」となり下層民衆または「人でない層」になってしまう。
下層社会が営む地下経済の実態は、共産党や国務院さえ把握できておらず、そこに属する人間を食わせられるかどうかが中国という国の安定を左右するという話には驚いた。支配層が皇帝だろうが共産党だろうが、そんなことには関係がなく、昔からの下層社会システムが続いているということであり、支配層の命運を握っているということである。筆者が指摘するように、中国の支配層が変わるのは、陳勝呉広の乱、太平天国の乱、黄巾の乱など下層民衆の反乱がきっかけになっている。
一見資本主義であるかのように見える中国経済も、実は共産党の計画経済によりコントロールされている。流通通貨量は市場が決めるのではなく、共産党が保有する資産の量に応じて発行される。通貨発行の裏付けとなる資産確保のため、チベットや新疆ウイグルの地下資源（資産）を確保し、尖閣諸島も底に眠る資源を資産に計上したいために領有権を主張しているのだ。
現在の共産党の最大の課題は下層民衆を「食わせること」により民衆の反乱を抑え込むことだが、市場経済を導入したために生活水準が上がり、単に食わせるだけでは満足させられず、物質的な裕福感を与えなければならないようになっている。無理がバブル的に膨らみ崩壊寸前になっており、筆者は下層民衆の反乱によって中国は崩壊すると予測する。習近平体制に移行して1年後の1014年がそのXデーだという。

一人でPC、スマートフォン、タブレットなどいろいろな端末も持っているユーザーは、このソフト1本ですべて賄えるというものだ。「1ユーザー用」と書かれているので最初は誤解していたが、これは素晴らしい。

かなり昔のPaintShopを使用していますが、それさえ十分に使いこなしているとはいえない状態ですので、このソフトもこれから使えるようにしていきたいと思っています。統合グラフィックソフトということで「Corel PHOTO-PAINT」が同梱されていますので、まずこれから使っていきたいと思っています。

タイトル通り初心者にも非常にわかりやすく簡単な動画作成ソフトだ。最近は誰でもデジカメやビデオで撮ったたくさんの画像や動画を持っている。これを使って簡単にムービーが作成できる。なお、ジャストシステムがこのようなジャンルのソフトを提供しているのはやや意外だった。

自分で青色申告をする予定はないが、白色申告は使用する可能性があるので両方に対応している点は良いと思う。確定申告に限らず、会計や税務は基本知識がないと使えないので、自己研鑽は必須だ。

ANA機内誌「翼の王国」に連載された小説12編とエッセイ6編が収録されている。短編なので空いた時間に一話ずつ読める。これはANAに乗ったときに一話ずつ読むのに似ている。ほとんどANAにしか乗らないのでいつも読んでいたのだが、著者（悪人や東京湾景の作者）が書いていることは知らなかった。
本書に掲載されているのは2007/4〜2008/9のものなので是非続編の発刊に期待したい。