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【磯貝秀俊】和食を育んだ京都は、パンの消費額で国内上位の「パンの都」でもある。全国的な知名度は高くないものの、地域に根を張る老舗2軒がこの春、文字通り京都を飛び出して販路を広げる。空を飛ぶ京のパンの物語――。
関西空港を深夜に飛び立つ日本航空ホノルル便。3月からの機内食のメーンディッシュは、中をくりぬいたプチフランスパンに注いで食べる具だくさんスープになった。採用されたのは、京都市中京区の「進々堂」のパンだ。
1913(大正2)年の創業。創業者が本物の味を求めてパリに留学し、帰国後に堅(かた)焼きのフランスパンを売り出した。いまや京都府内にベーカリーレストランなど12店を構え、ホテルや喫茶店にも卸す。機内食のプチフランスパンも、かむほどに甘みが出る「創業の味」を受け継ぐ。
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朝日新聞社会部