4回、投手ゴロに倒れる阪神・西岡=甲子園球場(撮影・鳥越瑞絵)【拡大】
「初めての対戦でいい投手でした。でも、僕自身の問題なんで。『長いシーズンなんで』という言葉も自分を落ち着かせる言葉でしかない。勝てば、こういう日もあるという見方ができるかもしれないですが」
二回こそ、1点をリードし、なおも二死一、二塁の好機で四球を選んだものの、第1、第3打席は投ゴロ。同点に追いつかれて迎えた終盤にも役割を果たせなかった。これで、13打席ノーヒットだ。開幕から不動の切り込み隊長として、力強くチームを牽引してきたが、26日のDeNA戦(横浜)を終えて・344あった打率は・305まで急降下。
だが、結果がでないからといって落ち込むわけにはいかない。勝ち負けに大きく関わる打順を担うだけに、その重責は承知している。
「(無安打は)3試合ぐらいですか。反省すべき点はあるので、あしたは1番として今まで通り、できていたことをやりたい」
自身の奮起なくして、虎の上昇ムードは生み出せない-。苦しむ現状を真正面から受け止め、背番号「7」は30日の第2戦でのリベンジを誓った。 (小松 真也)
(紙面から)