大和は二回二死満塁から2点適時打を放ったが…。まさかの逆転負けに笑顔はなかった(撮影・鳥越瑞絵)【拡大】
(セ・リーグ、阪神5-6広島、3回戦、広島2勝1敗、29日、甲子園)今年も虎の満塁男を襲名だ!! 一時の流れは、大和のバットが引き寄せた。逆転に成功した二回、なおも二死満塁。中前に2点打を放った。
「みんながつくったチャンスだったし、もう1点ほしい場面だったので、打ててよかったです」
昨季は満塁で打率・500(8打数4安打)、8打点と、無類の勝負強さをアピールした。今季は5日の広島戦(マツダ)、18日の巨人戦(東京D)とフルベースで打席にたったが、空振り三振、右飛とともに結果を出せず。3度目で初めて適時打を放った。
しかし、ヒーローになれず逆転負けを喫した試合後は、悔しさをにじませながら通路を歩いた。