猪瀬知事 五輪招致巡る発言訂正し謝罪4月30日 12時16分
2020年夏のオリンピック招致を巡り、東京都の猪瀬知事が「イスラム諸国はけんかばかりしている」などとライバル都市を批判する発言をしたと、アメリカの新聞ニューヨーク・タイムズが報じたことについて、猪瀬知事は発言したことを認めたうえで、「不適切な発言があったことについておわびしたい」と述べ、発言内容を訂正するとともに謝罪しました。
今月26日に掲載されたニューヨーク・タイムズのインタビュー記事で、猪瀬知事はライバルとなる2つの都市との比較に言及したほか、「イスラム諸国で人々が共有しているのは唯一アラーだけで、互いにけんかばかりしている」などとライバル都市のトルコのイスタンブールを批判する発言をしたと報じられました。
これについて、猪瀬知事は30日午前、記者団に対して、インタビューを受けた際、ほとんどの時間を東京の開催計画などのPRに時間を割いたあと、東京とイスタンブールを比較する質問が出たため、それに答えたと説明しました。
そのうえで、報道されている発言内容を事実だと認め、「イスラム圏でけんかしているのもあると言いました。不適切な発言があったことについておわびしたい」と述べ、発言内容を訂正するとともに謝罪しました。
ライバル都市と比較したりイメージを損ねたりする行為をIOC=国際オリンピック委員会が固く禁じていることについて認識を問われると、「甘かったといえば甘かった」と述べ、みずからの認識の甘さを認めました。
また、今後の対応については、「これからの招致活動は、ほかの都市の招致活動に敬意を払っていきたいと思う」と述べました。
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