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お気に入りが100件超えました!
当初の目標を結構前倒しで達成できました、ありがとうございます!
一ヶ月でお気に入り100件行けたら良いなぁとか密かに思ってましたので嬉しい限りです。
今後ともよろしくです!書くぞー!
序章 世界の果て放浪編
核さんに意趣返し
「クズノハ商会、様でございますね。商人ギルドのプレートはお持ちですか?」

[いや、道中紛失した。再発行は先々の町でするから通常の利用客、いや冒険者として宿泊したい]

そう書いて僕は宿のフロントにレベル1の冒険者プレートを出す。

今後身分を求められたらクズノハ商会という即興で考えた名前と”僕の”プレートを見せることにした。正直巴や澪だと余計なトラブルが噴出する予感がしまくる。

ふふーん、しかし良いね。クズノハ商会の跡継ぎライドウさんですよ、僕は。

憧れのデビ○サマナーになったのであります! かなり望まないカタチで。

……書生姿でもないし、試験管も無い。本当にただの命名ですね……。

憧れなのに望まずに。HAHAHA、謎かけかねこれは。

連れは人型の化物二人なんでサマナーでOKでしょ。種族的には龍王と…妖獣ってとこですか。

「紛失、でございますか? それは災難な。ここには商人ギルドは出張所しかありませんからね。ご不自由でしょう」

[危険な場所を通ってきたから、その程度で済んで良かったと思っている。元々果てに来る予定ではなかったのでな]

むしろこの世界にくる予定がありませんでした。

「……よくご無事で。何の準備もせずにこのベースに到着できるなんて奇跡ですよ、お客様」

[供が優秀だから。部屋を二つ取りたい。空いているか?]

「ええ、もちろん。ただ、一番高い部屋しか空いておりませんがよろしかったですか?」

ち、そうなるか。だけど他の宿空室ないんだもんな。シーズンの観光地かってくらい部屋が無い。

こういっちゃなんだが冒険者と一般客は客層違うんだし宿側もある程度わけて欲しいものだ。

宿泊施設がこんなに大人気とはなあ。

く、お一人様何ゴールドですって言われてすぐ泊まれる印象しかなかったぜ。

[いくらになる?]

「そうですね。冒険者プレートでの宿泊ということですので馬車と馬の面倒は割高になります」

くう、商人ギルドが優先するって事は馬車分損するのかあ。

「宿泊料金は冒険者扱いですので少し商人で利用されるより安くなります」

「それと……」

なにやらいいにくそうにしているフロント君。君はどこの乙女ゲームの年下キャラだ。

もじもじしてるのがどんだけ似合うんだか。

[なんだ]

「積荷のことなのですが」

頷いて先を促す。

「冒険者としてのご利用で馬車の面倒をみますので積荷の保障はいたしません。申し訳ございませんが盗難等あった場合にはこちらでは責任を負いかねます」

言いにくい内容でしたね。確かに。

というか、まあ冒険者が荷物満載で馬車預けることはまず無さそうだしなあ。

対して商人の場合恐らく馬車には品がたくさんだ。宿が負う責任その他も大きいだろう。

しかも、ここ。

多分治安良くないしな。治安維持が行き届いた難民キャンプなど聞いたことがない。

[構わない。積荷について何があろうとそちらに責任は求めない]

「では三名様馬車お預かりで一泊金貨6枚になります」

たっけえええ!!

おおお!?

ドワーフのくれた経済知識は既に過去のものか?

宿の相場はせいぜい銀貨だということだったんだが。

この世界の通貨は基本金銀銅の貨幣。あとはモリア銀という魔力を帯びた金属を処理した魔銀貨、真金という金の上位価値をもつ金属を処理した黄金貨の計5種類。

モリア銀ってミスリルの異称だと思ってた。この世界だと別物らしい。同一なら冒険者プレートから魔銀貨作れちゃうしな。

ちなみに現代日本と比較した場合簡単説明すると。

銅貨…十円。まんまか。

銀貨…千円札。

金貨…十万円札。

って感じです。魔銀貨は一千万。黄金貨は鋳造されていない美術品、超高級な小判みたいなものらしい。城が建つといわれた。

江戸時代にも小判以上の贈答用の貨幣があったのと同じ感覚だろう。五両の中判とか十両の大判みたいに。

一般的な勤め人のサラリーが銀貨2~30枚。かなりのデフレ感覚で良いってのがわかったんですが。

……何より金貨が普通に使えて良かった。金貨で銀貨を買う両替をしてからじゃないと買い物できないとか面倒だからなあ。これがここだけじゃないことを祈るよ。金貨一枚と一両が同じだからって買い物のシステムまで面倒になるのは御免だ。

は~、ここ一泊お一人様二十万円ナリヨ?

ハイリスクハイリターンのフロンティアとはいってもこりゃあぼったくりじゃないか?

しかも馬車に保証は無いし!

どうするか、商人としてはここは太っ腹にいくべきだろうか。

でも金はドワーフからもらったお金だしなあ、自分たちには不要な物だから自由に使って下さいとは言われたけど…。

商品売ればお金が出来るだろうが…。

庶民だなぁ僕って奴は。

「ではとりあえず十日頼む」

!?!?!?!?

動揺は見せたくなかったのでゆっくりと横を向くと。

そこには巴さんがいてお財布|(僕のに見える)から一掴み金貨を掴んでカウンターにおいていた。

二掴み

三掴み

ひーふーみーとBGMが聞こえてくる。

お前には金銭感覚が……、そうか、あるわけないか。

だけどお前100枚しかない全財産ですよ?

そのうち60枚ぽんと出しますかね?

十日間宿泊で600万円、あははは。僕いつからそんなセレブになったんだろう。

こんなログハウスに。600万。

「確かに、それではお部屋の方に」

「ああ、それと」

巴がほくほくしたショタなカウンター係を呼び止めた。このアホ今度は何を言い出す?

「はい……っ、ひっ」

「若はお優しい方なんじゃが私は少し気の短いところがあっての、よく窘められておる」

巴は懐から自分の狂気レベル記載のプレートをなにげなーく見せながら続ける。脅迫に見えるなコレ。

「先ほどから宿を見ているが満室でな、ここに泊まれて本当に助かるんだが。値段は適正かの?」

「それは、もちろん。このような場所ですし、町で一番の自負をもっております」

怯えながら応じる男。あれ、こいつ。少し怪しいか。

「それは良かった。先ほどの宿で一番の部屋は三人で一泊金貨1枚だったからのう。疑い深くなってしまった。もし値に虚偽があれば宿ごと消飛ばす所であった。ふふふ」

巴は優しく笑っている。口だけ。

周りなんて見てないかと思えば、こいつ、意外と見てるんだな。

前の宿の一番の部屋の値段なんてどうやって知ったんだか。

見れば澪も薄く笑っている。口元だけで笑うと凄絶な迫力がある。口を開くと色々残念な娘さんだが。

「最後に確認じゃ、ここは一泊金貨6枚だったな?」

「うっ、それは、その」

やはり、ぼったくられていたのか。虫も殺さないような美少年の癖にやってることは子悪党だな。

いや、普通なのか。ただの小柄な男性。むう、慣れん。

外見を一切判断材料に含まずに…、いやそれはすぐには無理だろう。

綺麗な女性見ると顔がどうしても緩むしなあ。男の子だもん、しょうがないじゃん?花の高校生だよ?

あ、そういやこの世界って学校ってあるのかな?

「き、金貨2枚でした!間違えてましたすみません!」

立位体前屈かって位の謝罪をした。だけどさ、それでも一泊一人頭六万円強か。

っておい。こんな仮面してるからって値段まで通常の三倍でなくていいんだよ!

宮殿みたいなホテルなら納得だけどねえ。

屋根さえ貴重なところだからってこりゃ無いわ。

「ほほう、随分と、また間違えたものだな。っと」

バキャ!

よろついた(フリをした)巴が足で床をぶち抜いた。

穴を見た男は顔面蒼白で立ち尽くしている。

「すまん、すまん。床が古くなっていたようだな」

もちろんそんなことは無く。男の顔色一つからでもそんなことわかる。

「巴さん、気をつけてくださいね。そうだ、ボーイさん。残りのお金は帰りに頂きますからそれまで責任を持って預かってくださいましね」

澪もえげつない。十日間こいつはお金を、今度は自分の責任で保管しなきゃいけなくなったわけだ。

減ったり、噂が立って盗まれたりしようものなら…。

「そんな!? す、すぐにお返ししますから…!」

「いえいえ、面倒ですもの。主もその程度の金額気にしませんわ。お食事、楽しみにしてますわね。お値段に見合うお・食・事」

澪はにっこりと笑うと男に先を促す。受け取る気もなければ反論も許さない。先を歩けといわんばかりに。

……。

つくづく思うのですけどね。

こんなにウェットな対応が出来る気の利く奴らがどうしてギルドでの騒ぎを起こしたりするのですかね。

わからない。そこはかとない悪意を感じさえするね。

部屋を示して立ち止まる男。

救いを求めるような男の顔がこっちに向けられる。

チワワかお前は!

いっとくが僕は犬派じゃなくて猫派だ!

じゃなくて。

犬派だったとしても自分を嵌めようとした悪チワワを助ける気は無いけどね?

はぁ。

僕はため息を辞める決意を完全にポイ捨てすると、男から顔をそらし示されていた部屋に入っていった。




「やれやれ、どうなることかと思ったが一息つけたな」

「あのボーイ、これから気が気ではないでしょうね。大金を掠めようとしたら、今度は自分がその大金を守らないといけない、うふふ」

「性格悪いな、澪も巴も。ボーイに原因があるから何とも言えないけどさ」

部屋に入ったならもう話しても大丈夫だろう。

もちろん、防音なんて期待できそうも無いけど、大声で話さなければ部屋の外から内容を伺うなんて無理だ。

「聞いていた相場よりも値段が相当高いようですね」

「辺境じゃからな。サービスの提供側に決定権がある様子、ある程度は仕方あるまいな」

「そして貴重な資源も取れるから金回りがほかと違うってわけか。厄介なことだな」

「でしたな、物の値段は異常そのもの。ナイフよりも水が高価。そして水よりもモンスターの牙や爪などが高かった」

「美味しいのでしょうか?」

「いや、材料扱いじゃないか?澪、食べるって発想から入るのはやめようよ」

暴食蜘蛛だもんな。

「ここでしか手に入らないものが相場とはかけ離れた値段でやり取りされておる。次がここでは手に入りにくい日用雑貨、最後が一般の武具防具。歪んどるのう」

巴は意外とものを見てるんだよな。

確かに普通の武器とかはここだと本当に安い。理由の一つは、おそらく、そのくらいサイクルが早いのだろう。ただの武器では早々にダメになり、交換を迫られる。

特殊な品や、おそらくその材料になりそうな物は実に高い。

だが、少し気にかかるな。

一般の武具とはいえ、加工の手間はあるし、材料もかかる。それが安いってこと。

それに対して嗜好品やら食品が割高なこと。

やだねえ、権力とか謀りゴトはどこの世界にもある、か。

「ところで、商人ギルドってのがあるようだけど。勝手に物を売ったりして大丈夫かな?」

「ふむ、確かここには出張所があるんでしたな」

「駄目なら止めにくるのでは?」

それじゃあ流れが駄目でしょうが。澪のほうが商売には向いて無さそうだな。

「それでは『紛失した』という若の言葉に問題がでてくるではないか。商人ギルドの常識も知らない商会の跡継ぎでは話の信憑性が薄い」

お馬鹿さんなはずの巴とは思えないくらい、僕の言いたいことをいってくれるじゃないの。

「まあ、そういうこと。澪、悪いんだけどこれからその出張所で商人ギルドに入りたいとか何とか適当なことを言って規約を調べてきてくれる?」

「え、これから、すぐにですの?若様」

「そう。明日になれば確実に君ら二人のことが町に広がってるだろうからさ。今日のうちに動くのが一番都合がいいの。さ、いったいった」

「もう、わかりました。行ってまいります」

澪は不承不承であるが部屋を出て行ってくれた。

「良いですな。従者を使うのが実に様になってきています。それでこそご老公」

「老公じゃないわ! お前らが目立たなきゃこんなにかつかつ動かなくても良かったんだよ?」

「しかし、こうやって宿についてから調べ物をするのが水戸黄門の醍醐味ではありませんか?」

首をかしげる巴さん。だからね、黄門様に拘らなくていいんだってば。

「いやいや、ここにまず悪代官的なヤツがいるなんて決まってるわけじゃないしな?」

「おるでしょう」

「なんで決め付け!?」

世の中そんなに勧善懲悪向けですかい!?

「物の値段が不自然すぎますからな。どう考えても何かおりますよ」

真面目に鋭すぎるな。時代劇モードに入ると馬鹿成分が抜けるのか?

「大したもんだよ、巴は」

「若も気づいておいででしょうに。汚く稼いでいる輩がいますな。不正に♪」

不正に♪じゃないよ。嬉しそうに。

「澪が何かを掴んでくれると動きやすいけどな」

「無理でしょうなあ。アレは何も気づいておりませんから、かなり警戒されて、もしかすると尾行までもらって帰ってくるやもしれませんぞ?」

だから何で嬉しそうなんだよ。

参ったな、確か僕らの積荷は主に食品だ。となると目を付けられやすいのは確実。

あ~いかんな、開始15分は完全に水戸黄門のノリだ。

「……僕は正直、巴が悪代官か越後屋やってるほうが似合うと思うなあ」

くくくって笑い方、よくよく似合ってるし。

オレンジのカエル宇宙人とは違った意味で。

大体、水戸黄門ファミリーに該当キャラクターがいないんだよ。

前述二職以外は。

「私はどこからどう見ても格さんでしょうが!」

「格さんはまず無手だろうが!」

「じゃあ剣を主に使う格さん!」

「何でもありか!!」

そしたらお前、飛び猿なお銀さんとか言ったもん勝ちになるだろうが!

う、想像しちまったよ。気持ち悪い…。

「とにかく立ち位置は格さんでいきますので、よろしくお願いします!!」

無理を通す気だこれ!

「お前は、もう、はいはい核さん」

お前なんて核さんで十分だ、この爆弾め。

「何か字が違う気がしましたぞ!」

どういうシックスセンスもってやがる!

「……お前が悪意を持ってギルドで騒ぎを起こしたんじゃないかって疑いたくなるね」

「え」

え、じゃねえよ?何、その自白っぽいやつ。

やりきれねえなあ、おい!

本気でこいつ時代劇張りにトラブル引き起こす気だったのかい。

「え、かよ。巴~」

「はははは、は」

「まぁそれはひとまず置いといてだな。ちょっとやってもらいたいことがあるんだ。いいか……」

「ほうほう、それで?」

「で、中でこうして、それでこうしたいんだ」

「なるほど、それは、良いですな。面白そうです」

こいつなら乗ってくれると思った。

「じゃ、頼むな」

「御意。すぐ手配しておきますぞ」

コンコン。

ん、誰だろ。

巴に目配せ。

「どなたか?」

「澪ですわ、あけてもよろしいですか?」

「ああ、構わんぞ」

澪のご帰還か。

周囲に探索の界を張り巡らす。

宿を取巻くように6人か。身のこなしが慣れているな。素人ではないか。

本当に尾行を連れてくるとはね。

「あら、若。どうしたんです、急に見つめられるなんて」

なんだかなあ。

巴も何人かの尾行に気づいたようだ。

とりあえず中には入り込んでいない。

積荷はまだ無事ってわけだな。

フロントも上手い具合に脅してあるから情報の漏れもすぐには無いだろう。

あの様子だと金で簡単に篭絡されそうだけどなぁ。

一応高級宿だろうに。頼むぜ本当に。

「いや、なんでも」

「商人ギルドでお話聞いてきましたわ」

「うん、それで?」

「ギルド証無しで商いをするのは違反になるようですわね。交付や再発行を行える最寄の街はツィーゲという場所になると」

「距離は?」

「街三つは先で一月はかかるでしょうとの話です」

街って。こんなキャンプを後三つも経由してようやくかよ。

長いな。そしてそれまでお金が入らないのはきつい。二人が依頼をこなしたとしてもEランクからだと中々な。

「どうにか物を売る方法は?」

「交易所を利用すれば問題ないそうです」

「交易所?」

そんな場所があるのか。

「商人ギルドに所属する場所で中卸のような場所だと。中卸ってなんでしょうかね?」

わからなかったら僕じゃなくてギルドで、その場で聞いてきなさいよ。

「同じ商人になら売れるってことだ。だが、それは…」

いくらで売れるものか参考にすることはできるか。悪事の元を売るようで面白くは無いが。

「足の早いものを積んでいるのは事実だしな。んじゃ、明日交易所で全部売ってしまうか」

そこそこの実入りにはなるだろう。

ようやく一日が終わりそうだな。

後は食事と睡眠のみ。

流石に町に着くとやることなすこと色々出てくるものだ。

今日は亜空に行くのはパスしてさっさと寝ることにしよう。

「ですな。尾行の動きも気にしませんと」

「尾行?」

「お前、つけられておったのよ」

「この私を!?」

澪は元々回避とかし無いタイプだもんね。だって全部受け止めて吸収してやるわ!ってタイプだし。

ハート様って呼んでやりたいくらい。

「すぐ始末してきます!」

窓の方へつかつかと歩く澪。

「いや、いい。泳がせることにしたんだ澪」

「でも!?」

「いいんだ」

「む~」

「もうすぐ、食事だ。切り替えて楽しもう」

食事、という言葉に澪の注意も少しこちらに向いてくれたようだ。

「そうだ、巴」

「なんじゃ、若」

「お前今のうちから馬車で待機な。そんで一晩積荷の番、よろしくな。怪しい連中がいるようだ。馬車を探しているような動きもちらほら見える」

「な、なんですと!?」

「だって、お前格さん志望だろ? こういうの、格さんの役目だぞ♪」

「ご、ご飯は…」

「ぬ、き♪」

「お、鬼ですか若ーーーー!」

「積荷に手を出すなよ。商会の一員として当然だよな」

「あ、悪魔じゃ、悪魔がおる!」

「今日一日お前のせいでどんだけ疲れたかと思ってるのか、はい、命令!」

たまには強く出ておかないと。

鬼でも悪魔でも好きに言うが良いわ。ふはははは。
前書きに書いたようにお気に入り登録100件を超えたので、次はextraな話でも記念に書こうと思います。節目でこんな風に記念話書いていこうかと。
次は300件で書こうかな。…次、あるか?いや、ある!
それではまた^^
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