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1年前倒し、6人増やしても 道のケースワーカー不足、生活保護増に追いつかず

(04/30 06:30)

 生活保護受給世帯の自立支援を担う道のケースワーカー不足が続いている。道は本年度、ワーカー数について、本来の見直し時期より1年前倒しで6人増員したが、8総合振興局・振興局では依然、国が定めた配置数を下回る。長引く景気低迷で昨年度の受給世帯は最も少なかった18年前の1・5倍に増えたが、厳しい道財政のため増員は追いつかない。

 ケースワーカーは、道が町村、市が各市の受給世帯を担当している。不正受給の監視や就労支援などを通して自立を促すのが目的。法律でワーカーの標準配置数が定められ、町村は65世帯に1人、市は80世帯に1人。

 このうち道が管轄する町村部では12年3月現在、11総合振興局・振興局で標準配置数に満たず、多くが70世帯以上に1人の状況で、充足率は93%だった。<北海道新聞4月30日朝刊掲載>

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