2013年04月28日

インターネットを介して一般市民への接触を図る反社会的勢力の事例

一般市民を脅す暴力団というと、体がぶつかったと因縁をつけたり企業に対し、購入した製品のクレーム等を端緒として金品を要求したり等の方法が思い浮かぶ
上記のような古典的な方法の他、昨今ではインターネットを通じて一般市民に近付く手法も見られるようになってきた

下記事例は、個人がインターネットでテレビ(ラジオ)のように情報を発信できる、いわゆる「インターネット生放送」と呼ばれるサービスで起きた事例である

うきょちさん(女性)はインターネット配信サイト「ニコニコ生放送」を利用しインターネット放送をしていた
同女にティロ・フィナーレ加川こと加川龍一容疑者(暴力団員、背中全面刺青)が近づいた
放送の感想を述べたり、世間話等を通じて両者は親交を持つが、同女が距離を置きたいと申し出るや、恫喝や脅迫行為、同女のネット放送への荒らし行為のみならず、同女のプライベートをインターネット上に晒した。
同女は署轄の生活安全課に相談
しかし今の日本では桶川ストーカー殺人事件にみられれるように、被害者女性が命を落としたり大怪我をしないかぎりまともにとりあってもらえず、「インターネットはやめなさい」、「引越しをしなさい」で終わりなのです

その他、加川容疑者は2013年3月、神奈川県内でインターネット放送をしている男性宅に仲間四人と深夜におしかけ、パトカー三台が出動する騒ぎとなり神奈川県警から事情聴取を受けています
まさに暴力団員がとる常套手段なのです

加川容疑者自身、「殺す」や「さらう」等といった直接的な表現や、暴行・傷害といった物理的、身体的接触等がない事案には警察が積極的に介入しない事を熟知し、相手が「勘弁してほしい」と音を上げたところで自己の要求を押し付けるのです

このように暴力団等の反社会的勢力がインターネットを介して市民生活に入り込み、いつでも普通の人が被害者になりえる現状に警鐘をならしたいと思います

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posted by 鮫島 at 14:03| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする