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嶋大輔のズルイ計算 三原じゅん子の口利きで参院選出馬へ

【政治・経済】

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2013年4月25日 掲載
<25日夜、仰々しい芸能界引退会見>

 俳優の嶋大輔(48)が自民党から参院選比例に出馬したがっている。

 24日所属事務所が「嶋大輔 芸能界引退決意」と題したファクスをメディア各社に送り、ニュースになっていた。ファクスでは、今夜(25日)、都内のホテルで引退会見を開く旨を知らせるのみで、理由は明かさず、本人もフェイスブックで「明日、経緯と決断を書かせてもらいます」ともったいつけていた。芸能界を引退するならひっそりフェードアウトすればいい話を、仰々しく会見を開くほどの大物なのか――と思ったら、引退会見は政界転身のためのセレモニー仕掛けだったわけだ。

「芸能界の友人である自民党の三原じゅん子参院議員(48)がプッシュして、嶋さんを党幹部につないだようです。圧勝予想の自民党には、出馬希望の著名人がいろんなルートを使って押し寄せている。選対幹部が『玉石混交で参っている』と嘆くほど。嶋さんもそんなひとりです。引退会見で大きな話題になれば、選挙にプラスという計算があるのでしょう」(自民党関係者)

 嶋は、学ランとリーゼントで一世を風靡した横浜銀蝿の弟分としてデビュー。大ヒット曲「男の勲章」といえば、「あー」と思い出すことだろう。暴走族出身の「ツッパリキャラ」の嶋と、スケ番がハマリ役だった「ヤンキーキャラ」の三原は似た者同士。2人は85年に「Easy悪Rock,n Roll」というデュエット曲を出し、08年には映画「ロックンロール★ダイエット!」で夫婦役を演じている。

「自民党内で三原はすこぶる評判がいい。上下関係の厳しい芸能界で、ましてやヤンキーキャラで下積みを経験しているから、先輩議員を立てるし、雑巾がけもいとわない。石破幹事長もベタ褒めです。そんな三原が推す嶋が、芸能界引退で退路を断って政治家になるという。相当のアピールですね」(別の自民党関係者)

 自民党の候補者では、ほかに「K―1」の元格闘家・佐竹雅昭(47)の擁立も検討されている。体操の塚原光男(65)の出馬も決定済み。なでしこの沢穂希(34)を担ごうというウワサもあるし、「中西(山本)モナが芸能界に復帰したのは政界に転身するため」(政界関係者)とも囁かれている。

 確実に勝てそうだからみな自民党に集まるのだろうが、ヤンキー、筋肉系、いわくツキ……。こんなんばっか揃えて、自民党は大丈夫か。
~2013年4月25日以前の記事~

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