エンタメ【反日デモ】日中文化交流も相次ぎ中止 クールジャパンにも影響2012.9.23 12:13

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【反日デモ】
日中文化交流も相次ぎ中止 クールジャパンにも影響

2012.9.23 12:13 ジャニーズ

 中国各地で続発した反日デモの影響で、日中間の文化交流イベントが相次いで中止・延期となっている。余波はアニメなど海外から「クールジャパン」と呼ばれる分野にもおよび、中国国内のファンにも落胆が広がる。関係者は「事態の沈静化を待ち、開催できる時期を見極めたい」と“嵐”が通り過ぎるのを待っているようだ。

 中国・広州市では、中国企業が開催してきた「第6回ACGアニメ漫画ゲーム展2012」が延期になった。9月30日から5日間の日程で、日本からは動画サイト「ニコニコ動画」で人気を高めた歌手のピコさんら4アーティストが出演予定だった。日本側の窓口であるシー・エル・エス社によると、日本のコンテンツを大量に扱うためデモ隊による襲撃などの標的にされかねないとして、中国側から主催者に開催自粛の要請があった。二十数万人の動員を見込んでおり、「損害は億単位に上るのでは」と推測する。

 同社は「主催者は準備に1年を費やしており、電話でのやりとりでは涙声になっていた」と明かし、「日本のアニメや漫画が好きな中国人は親日的な人が多いし、インターネット世代でいろいろな情報に接している。フェース・トゥ・フェースの交流イベントを止めるのは良いことではないと思う」と残念がる。

 上海では、日本企業が10月27日に開催予定だったアニメソングのイベント「アニサマ・イン・シャンハイ2012-ネクストステージ-」が延期に。ファンや出演アーティストらの安全を最優先した措置といい、主催のメージス社は「実質的な中止」としている。

 同イベントは日中国交正常化40周年の記念事業として企画。水樹奈々さんや影山ヒロノブさんら15アーティストが参加予定で、日本からのツアーも組まれ、計約1万人の動員を見込んでいたという。「中国のネットでも『非常に残念』『行きたかった』といった書き込みが多い」と同社は話している。

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