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ミステリー作家の佐野洋さん 死去4月28日 4時55分
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戦後を代表するミステリー作家として活躍した佐野洋さんが27日夜、肺炎のため亡くなりました。84歳でした。
佐野さんは、新聞記者を経て作家になりミステリー小説を数多く発表し、昭和40年、「華麗なる醜聞」で日本推理作家協会賞を受賞しました。
また、昭和48年から、日本推理作家協会の理事長を務め、ミステリー小説の発展に力を注いだほか、去年までの39年間、月刊誌で連載したコラム「推理日記」では、独自の視点で作品の批評を展開し人気を集めていました。
こうした功績から、▽平成9年には、第1回の日本ミステリー文学大賞を、▽平成21年には菊池寛賞をそれぞれ受賞しました。
さらに、おととし無罪判決が出た布川事件を題材にした「檻の中の詩」など、ノンフィクションの作品も手がけたほか、死刑制度の廃止を求める運動などにも積極的に取り組んできました。
佐野さんは、川崎市内の病院に入院していましたが、27日午後9時すぎ、肺炎のため亡くなりました。
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