「鳥インフル 最悪想定し対策を」4月26日 15時38分
中国で鳥インフルエンザウイルスのヒトへの感染が相次いでいることを受けて、経団連は企業向けの説明会を開き、感染症対策の専門家が、現在はヒトからヒトへの感染は確認されていないが、常に最悪の場合も想定して対策を進めることが重要だと呼びかけました。
この説明会は、中国に生産や販売拠点を持つ企業が、鳥インフルエンザウイルスへの感染を防ぐ対策を進める際の参考にしてもらおうと経団連が開き、企業の危機管理の担当者など430人が参加しました。
説明会では、政府の新型インフルエンザ等対策有識者会議の尾身茂会長が、中国でヒトへの感染が相次いでいるH7N9型の鳥インフルエンザウイルスの特徴などを説明しました。
この中で尾身会長は、今回の鳥インフルエンザは、感染の広がりが非常に分かりにくいのが特徴で、台湾で初めて感染者が確認されたように、感染地域が広がっている可能性も否定できないと指摘しました。
そのうえで、現在はヒトからヒトへの感染が確認されていないが、常に最悪の場合も想定して対策を進めることが重要だと呼びかけました。
また、中国にいる従業員に対しては熱が出た場合は直ちに大使館などに連絡し、専門家に診断してもらうよう徹底することが大切だと指摘しました。
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