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韓国 北朝鮮の人権改善求める大会4月29日 15時58分
北朝鮮による拉致や強制収容など人権侵害の実態を国際社会に訴え、北朝鮮に改善を求めていこうという大会が、29日から韓国・ソウルで始まり、日本から出席した内閣府の亀岡政務官は、拉致問題の解決に向けて各国や国際機関との連携強化が必要だと訴えました。
この大会は、脱北者団体などの主催で、1週間余りにわたって開かれるもので、期間中、北朝鮮による拉致や強制収容の実態を報告するさまざまな集会や、キム・ジョンウン体制を批判するビラを風船に乗せて北朝鮮に飛ばす活動などが行われます。
ソウルの憲政記念館で29日に開かれた開幕式には、主催団体や与野党の国会議員らおよそ200人が出席しました。
この中で、あいさつに立った脱北者出身の国会議員は「人権や自由を無視した北朝鮮社会の本質が、南北間のさまざまな対立の原因になっている」と述べて、人権を改善することが南北問題の解決にもつながるという考えを示しました。
また、日本から出席した内閣府の亀岡政務官は「北朝鮮から納得できる説明がない以上、拉致被害者は生存していると考えている」としたうえで、韓国やアメリカ、それに国連などとの連携強化が必要だと訴えました。
式典後、亀岡政務官は記者団に「拉致という犯罪に対して世界は許さないという姿勢をもっと強く見せるべきだ。日本は指導力を発揮して解決に努力していく」と意欲を示しました。
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