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最終更新:2013年4月28日(日) 12時55分

沖縄、政府式典に抗議「屈辱の日」大会

 日本の独立回復後も長くアメリカの施政権下に置かれた沖縄では、「主権回復の日」式典の開催に抗議する大会が開かれています。

 政府主催の式典に対する抗議大会の会場です。会場は多くの人で埋まり、家族連れも多く見かけます。大会の共同代表らは挨拶で口々に、「式典の開催は納得がいかない」と怒りの声をあげています。

 サンフランシスコ講和条約が発効された4月28日は、沖縄で、日本から切り離され、その後20年に渡りアメリカの施政権下に置かれた「屈辱の日」と呼ばれています。大会では、その「屈辱の日」に政府式典を開くことは、再び沖縄を切り捨てることだと抗議する声があがっています。

 「なんで沖縄は『屈辱の日』といって怒りに燃えているのに向こうはお祝い気分で、そういうの本当に嫌ですね」(参加者)
 「(日本という)親元に帰ったつもりなんだけど、親に捨てられたこの気持ち分かりますかね」(参加者)

 大会は「平和で緑豊かな沖縄を」という願いから、緑がシンボルカラーになっていて、会場は緑一色となっています。大会では政府式典に強く抗議する決議案が採択される予定です。(28日11:01)

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