2013.4.28 17:36

阪神・藤浪、史上初の高卒ルーキー「4月3勝」(2/2ページ)

先発の阪神・藤浪=28日、横浜スタジアム(撮影・中川春佳)

先発の阪神・藤浪=28日、横浜スタジアム(撮影・中川春佳)【拡大】

 本拠地の甲子園では2戦2勝だが、ビジターでは2戦勝ちなし(1敗)の藤浪。史上初の高卒ルーキー「4月3勝」もかかる一戦だが、聖地以外での投球はどこか違った。

 一回は無失点に抑え、福留の2ランと新井良の適時打で3点の援護を貰ったものの安定しない。二回、先頭のブランコは一邪飛に打ち取ったが、二死から金城に右前打を浴びると、松本には直球を右翼席に運ばれ1点差。三回には四球と安打で一死一、三塁と井手に左犠飛で同点とされた。

 四、五回は無失点に抑えると、ルーキーの力投に打線が応えた。六回、新井貴と新井良の連打で一死一、三塁の好機を作ると、女房役の藤井彰がきっちりと左犠飛を放ち勝ち越しに成功。なおも二死一塁の場面で打席に立った藤浪はプロ初安打となる二塁打を放った。

 苦しみながらも6回5安打3失点で降板した藤浪。最速も150キロだったが「全体としては粘り強く投げられた」とプロ3勝目を振り返った。

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