二回、中堅に先制4号2ランを放った福留。初めて藤浪を援護した(撮影・斎藤浩一)【拡大】
(セ・リーグ、DeNA3-5阪神、6回戦、阪神4勝2敗、28日、横浜)青空に美しい虹をかけた。フォローの風に乗ってバックスクリーン右に着弾。福留が初めて藤浪を援護した。先制の4号2ラン。ベテラン・三浦のひざを折った。
「楽に投げさせてあげたかった。進塁打を打つつもりだったけれど、でもいい結果だったし、それはそれでヨシとして」
二回無死二塁。初球137キロ直球を一閃した。19日のヤクルト戦(甲子園)でサヨナラ満塁弾を放って以来、8試合ぶりの一発。打点はチームトップの「18」を稼いでいるが藤浪が先発した試合では初めてだった。
「巡り合わせもあるんだろうけどね。悪ければ悪いなりに抑えているし、普通の高卒ルーキーじゃない。大したもんだと思うよ」
名古屋から横浜への移動日だった今月26日に36歳の誕生日を迎えた。朝、名古屋市内の自宅に寄って長男・颯一(はやと)くん(5)を幼稚園まで届けた。そのとき英語混じりの手紙を手渡された。「おめでとう」。長女・桜楓(はるか)ちゃん(2)との連名。BGMは♪ハッピーバースデー。曲が完全に覚えられず、エンドレスで歌う、まな娘がいとおしかった。