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真実の歴史伝えたい 読谷高4生徒、思いを言葉とダンスで2007年9月27日  このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

「県民大会」に高校生代表としてあいさつする(右から)津嘉山拡大君、照屋奈津美さん、ダンスを披露する上原未希子さん、山城勇さん=26日、読谷高校

 【読谷】教科書が変わると聞いて心の底から疑問を感じた―。29日に宜野湾海浜公園で行われる「教科書検定意見撤回を求める県民大会」に読谷高校3年の津嘉山拡大(こうだい)君(18)と照屋奈津美さん(18)が高校生代表としてあいさつに立つ。また2年生の上原未希子さん(17)、山城勇(いさみ)さん(17)が舞台のアトラクションとしてダンスを披露する。4人は26日、同校で開かれた記者会見で、大会参加への熱い思いを語った。
 教師から大会参加を持ち掛けられた津嘉山君は「(大会あいさつで)言いたいことがある」と即答したという。津嘉山君は「検定問題に対して僕たちが思っていること、本当にあったことを伝えたい。(『集団自決』があった)チビチリガマは読谷村の生徒は知っている。教科書が変わると聞いて『それはない』と心の底から疑問を感じている」と話していた。
 照屋さんはチビチリガマの生存者が親族にいる。「実際に教科書を使うのは私たち。高校生の意見を言ういい機会だと思う」と語った。日本史の教師が将来の夢で「教科書が変えられれば、将来先生になった時、違った事実を教えることになるかもしれない」と参加を決めた理由の1つを語った。
 ダンス部部長の上原さんは「自分たちの思いを込めて踊りたい」、副部長の山城さんは「歴史的事実を全国に知ってもらいたい」と語っていた。


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