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久慈の魅力 GWに凝縮 NHK朝ドラ「あまちゃん」ロケ地

「あまちゃん」の収録が行われた海を見学する観光客=久慈市の小袖海女センター前

 NHK連続テレビ小説「あまちゃん」のメーンロケ地となっている岩手県久慈地域で、さまざまな関連イベントや企画が計画されている。ゴールデンウイークに合わせ、地元観光関係者らが郷土料理のまめぶ汁を販売したり、お座敷列車を運行したりして、あまちゃんファンに「北三陸」の世界を満喫してもらう。

 主人公が海に潜るシーンなどが撮影された岩手県久慈市の小袖海岸付近は、平日でも観光客が絶えず、連休中はにぎわいが増している。海女のウニ採り実演はシーズンオフだが、青森県五戸町の藤村キネ子さん(76)は「ドラマの風景が見られ、楽しかった」と笑顔で語った。
 市観光物産協会と小袖北限海女の会がまめぶ汁(300円)や海女磯ラーメン(500円と800円)などを小袖海女センター前で販売している。
 周辺は切り立った岩が並び、道路が狭い。10月末までの土日祝日は小袖海岸に入る自家用車が通行規制される。センター近くまで定期バス(片道380円)を運行する。
 旅客運送会社のヒカリ総合交通(久慈市)は土日祝日を基本に、小袖海岸を海から眺められる遊覧船を運航する。小袖漁港−玉の脇漁港を1日4往復する。
 ドラマで「北三陸鉄道」と紹介される三陸鉄道(宮古市)は、お座敷列車とレトロ列車を連休期間中に久慈−田野畑間で運行している。ともに1日1往復で、お座敷列車は指定席券が必要。
 参加者が車両を手洗いできる「さんてつ車両みがき隊員」も5月4日に初めて企画。レトロ列車に乗っての夕食会を含め、3000円で従業員の気分が味わえる。同社は「ドラマの撮影が行われた車両基地に入るチャンス」と呼び掛けている。


2013年04月29日月曜日


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