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参院山口補選 大苦戦 安倍陣営が大ウソ応援- ゲンダイネット(2013年4月20日07時00分)

  11日告示の参院山口県補選(28日投開票)は当初、安倍首相が推す元下関市長、江島潔氏(自民党公認)の圧勝とみられていた。ところが、無所属で出馬し、反TPP、反憲法改正を鮮明にしている平岡秀夫元法相が猛追、予断を許さない展開になりつつある。

 

  そんな状況に焦りまくっているのが自民党だ。高村正彦副総裁(山口1区)と河村建夫選対委員長(山口3区)がこんな応援演説をして、それが「公職選挙法違反じゃないか?」と話題になっているのだ。

 

  問題発言が飛び出したのは今月11日。高村氏はこう言って、江島候補を持ち上げた。

 

 「(安倍政権が)日本を取り戻すことをやり続けるためには夏の参院選挙で、ねじれ現象を解消させることが絶対に必要であります。そのための試金石がこの江島さんの戦いであります。この江島候補、安倍総理自身が選んだ候補です。安倍総理の地元の市長を4期務めて、そして山口県唯一の30万都市に仕立て上げた。その実現力、それを安倍総理が見ていて、『この人しかいない』と、江島さんをこの候補に選んだのです。安倍総理の人を見る目は確かであります」

 

  これがウソッパチなのである。江島市政は4期14年(95年から09年)だが、初当選をした95年、下関市の人口は31万1000人で既に30万都市になっていた。しかし江島市政5年後の2000年には約30万1000人、10年後の05年には29万1000人弱、最後の年の09年には約28万2000人で、4期14年の間に人口は約2万人以上も減ったのだ。

 

  そもそも、江島氏が5期目を断念したのはこうした有効策なき地盤沈下・人口減もあり、地元の不評を買ったことが大きい。

 

  江島元市長が「実現」したのは、下関市全体の活性化ではなく、安倍首相との“蜜月関係”だったと言ってもいいほどだ。続いて挨拶をした河村氏も「江島候補、いま高村先生のご紹介の通りであります」と念を押し、「安倍政権を押し上げる強力な助っ人であります」と持ち上げていたが、これらの発言が公職選挙法の虚偽事項の公表罪に当たるのではないか、といわれているのだ。圧勝のはずが選挙違反スレスレの選挙戦とは、安倍・自民党も焼きが回ってきたとしか思えない。

 (日刊ゲンダイ2013年4月17日掲載)

C.I.A情報局
【安倍総理公認】アベノミクスを徹底解説!

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