WBC世界スーパーフライ級王者・佐藤洋太(29)が28日、タイ・バンコク市内のテレビ局「チャンネル7」に5月3日の3度目の防衛戦のPRのため、挑戦者の同級8位シーサケット・ソールンビサイ(26)=タイ=とともに出演。スタジオ内で行われたムエタイの生中継中にリングに上がって紹介された。
本紙の電話取材によれば、その後に予備計量が行われ、佐藤は54・85キロ、シーサケットは55・5キロ(スーパーフライのリミットは52・1)だったという。予備計量は両者が順調に減量していることをWBCに報告するため義務付けられているもの。タイ側がはかりに細工することを警戒していた佐藤陣営だが、日本から持ち込んだ体重計でも、佐藤は54・9キロで、はかりに細工がなかったことは確認できた。
「(シーサケットは)イケメンですね」と佐藤。通訳を介して伝えられたシーサケットは照れていた。新井トレーナーは「今のところ、こちらが不利になる妨害はない。気温は40度近く、カラッとした気候で、体重は落としやすいと思う」と話した。
前日早朝、バンコク入りした佐藤はタイ陣営の用意した宿泊先の高級コンドミニアムの居心地の良い部屋に大喜び。コンビニで買ったタイ料理の弁当に「うまい」と話すなど、タイの生活を満喫しているようだ。
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