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【大リーグ】

イチロー、珍ケースで補殺記録 「初めて。珍しいですね」

2013年4月29日 紙面から

◇ヤンキース 5−4 ブルージェイズ

 【ニューヨーク穐村賢】イチロー外野手(39)が好守で躍動した。27日、地元でのブルージェイズ戦に7番右翼で先発。守備では今季初の“レーザービーム”を披露し、打撃では4打数2安打で5試合連続安打と波に乗ってきた。

 久々に肩で魅せた。4回、1死三塁で浅い飛球を捕ると本塁へワンバウンドのパーフェクト送球。捕手が走者にタッチしようとした際に落球する失策で生還を許したが、完全にアウトのタイミングでイチローに「補殺」がつく“珍事”となった。強肩が招いたレアケースに「あれ、キャッチャーのエラーになるの? 打者には打点がつかない? 珍しいですねえ。初めてだねえ。打者はたまらんだろうけどね」と苦笑しきりだ。

 打撃でも「らしさ」は全快だ。2回の第1打席には、先発左腕ハップから詰まりながらも左前にポトリ。6回の第3打席も直球にバットをうまく合わせ、図ったように左前に運んだ。

 開幕当初は打率も1割を切ったが、ここ5試合は打率4割2分1厘。完全復調の兆しを見せるが「(打撃に)完成はない。(今の感触を)信じたい」と淡々。「時間が経たないとわからない。それで毎年、苦労してるわけだから」。一時の好調だけで判断はしない。冷静に感覚を磨き、上り調子を維持する。

 

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