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◆陸上 織田記念国際第1日(28日、エディオンスタジアム広島) モスクワ世界陸上男子マラソン代表の公務員ランナー・川内優輝(26)=埼玉県庁=が、男子5000メートルに出場。3000メートル過ぎから日本人上位集団から遅れ、14分9秒88の20人中18位。実業団のトップ選手がそろったレースで「お灸(きゅう)を据えてもらった」と“惨敗”も良薬に変えて、8月17日のモスクワ本戦に挑むことを誓った。
いつもの強さは見られなかった。ゴールを過ぎた川内は力なく両手を膝につき、肩で息をした。自己記録(13分58秒62)にも及ばない14分9秒88で、20人中の18位。「期待してもらったのに申し訳ない」と頭を下げた。
ただ、惨敗の中にも収穫はあった。5000メートルはマラソンにはないスピードを体感することができる。さらに、最近は市民レース中心で強豪選手との対戦は少なかった。25日に世界選手権代表に選ばれたばかりだが、「最近は勝ちすぎていたので、ショック療法が必要だと思った」。21日の長野マラソン後には、右太ももに張りを感じていた。新年度が始まって仕事量も多く、温泉治療もできなかった。「こういうチャンスはなかなかない」と、ダメでもともとの覚悟で出場に踏み切っていた。
出場選手の中で、自己記録(13分58秒62)は最下位。それでも、最初の1000メートルは日本記録ペースに近い2分41秒の流れに耐え、3000メートルまでは上位でレースを展開。ケニア勢のスピードに対抗する力は見せることができた。
「広島に来るのは2度目ですが、前回は11年の都道府県で区間(7区)41位だった時で、そこから東京マラソンで(大邱世界陸上の)代表になれた。今回も、この悔しさを持って飛躍したい。今日はお灸を据えてもらった」。5月4日には春日部、翌5日には札幌でハーフマラソンに出場予定。常識を破り続ける市民ランナーは、成果を全て吸収して世界に再挑戦する。
(2013年4月29日06時03分 スポーツ報知)
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