政治【参院山口補選】自民、事実上の最大会派へ 新人・江島氏が圧勝2013.4.29 01:18

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【参院山口補選】
自民、事実上の最大会派へ 新人・江島氏が圧勝

2013.4.29 01:18
参院山口選挙区補欠選挙で当選し、支援者と握手する自民党の江島潔氏=28日夜、山口市

参院山口選挙区補欠選挙で当選し、支援者と握手する自民党の江島潔氏=28日夜、山口市

 第2次安倍晋三政権の発足後初の国政選挙となった参院山口選挙区補欠選挙は28日、投開票が行われ、自民新人で元下関市長の江島潔氏(56)=公明推薦=が、無所属の元法相、平岡秀夫氏(59)=民主、みどりの風推薦、社民支持=らを大差で破り初当選した。与野党は夏の参院選の前哨戦と位置づけ総力戦を展開しただけに、首相の求心力や自民党の勢いが増すのは必至。参院での民主党との議席差も「1」となり、夏の参院選を待たずに自民党が最大会派に返り咲く可能性が高まった。

 補選は自民党の岸信夫氏の衆院くら替えに伴い実施。安倍政権の経済政策「アベノミクス」や憲法改正、原発政策などが争点となった。首相の地元だけに自民党は圧勝を目指し、首相自らも選挙区入りした。

 江島氏の勝利を受け、首相は同日夜「山積する国家的な課題への安倍政権の姿勢と4カ月間の結果について、国民から評価を頂いたものであると理解している」とのコメントを党総裁として発表した。

 一方、党勢回復を目指す民主党は無所属で出馬した平岡氏を公認候補並みに支援したが、支持は広がらなかった。投票率は38・68%で、平成22年参院選を23・23ポイント下回った。

 補選の結果、参院会派の所属議員は最大の民主が85人、自民は84人となる。ただ、民主の室井邦彦元国土交通政務官が離党届を提出しており、室井氏が会派を離脱すれば自民は民主と並び最大会派となる。また、与党が参院過半数を実現するための参院選の獲得目標は63議席以上となった。

     ◇

 江島氏当選に伴う会派別の新勢力分野は次の通り。

 民主党・新緑風会85▽自民党・無所属の会84▽公明党19▽みんなの党13▽生活の党8▽共産党6▽みどりの風4▽社民党・護憲連合4▽日本維新の会3▽新党改革2▽無所属9▽欠員5

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参院山口選挙区補欠選挙で当選し、万歳する自民党の江島潔氏(中央)=28日夜、山口市

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