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沖縄美ら海水族館 『イルカのフジ』の人工尾びれ誕生までの情熱が凄い

沖縄美ら海水族館にいるバンドウイルカのフジ。尾びれを大半失うという病気に見舞われながらも、人工尾びれをつけて今では皆様の前で元気な姿を見せているというのは実に凄い。その尾びれまでの誕生秘話などをまとめてみました。

更新日: 2013年04月16日RSS

usausa2000さん

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担当したのは、コンピューターによる人工尾びれの強度解析

FRPとは樹脂でナイロンとかカーボン繊維を固めたもので、飛行機や船などいろいろなものに使われています。
軽くてかなり強い素材なんですが、海で泳ぐイルカの力は非常に強いので、水の抵抗を受けて曲がったり折れたりしてしまう。イルカがジャンプしても壊れないものを設計しようということで、その構造解析に関わりました

カウリング型の人工尾びれも、形状や装着方法など何度も改良を重ねています。
その結果水族館からは24時間装着が可能になったとの連絡を頂いていますが、今後も改良を進めていくつもりです。

手元に人工尾びれが出来上がってきたときに、まずうれしい。その後に、それをフジがつけて泳いでくれたときは、またうれしいですね。

まとめを作成していてもフジとその尾びれ制作に関わる情熱というものが伝わってきました。新しい尾びれが完成して、テストをするが結果は失敗に終わる。その教訓からまた新しいものを作る。それでもダメで、改良して改良して、ようやく最終的にはフジがジャンプできるくらいまでに至ったという。
そこには壮絶な悔しさその逆の喜びという感情が常に交錯していたと思います。
日本の技術屋の魂が素晴らしいと思いました。

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usausa2000さん

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