ネット解禁で議員、猛アピール…ニコ動イベント

自衛隊のブースで、展示の目玉である最新鋭の１０式戦車に乗り込む石破幹事長。右は三原議員

　ネット動画配信会社「ニコニコ動画」のイベント「ニコニコ超会議２」が２８日、千葉・幕張メッセで行われ、自民、民主、日本維新の会の３党の幹部など、国会議員がこぞって来場した。

　夏の参院選からネット利用の選挙運動が解禁されるのをにらんだもの。イベントは前日と合わせて２日間行われ、自民、民主、維新、共産の４党がブースを設置。２日合わせて国会議員は自民２１人、維新１８人、民主１２人、共産６人が来場し、自らの党をＰＲした。

　自民党の石破茂幹事長（５６）は、専用ブースに展示した党の街宣車でミニ演説。ネット世代の若者らに「『一緒にやろうよ、自民党』という気持ちを持ってもらおうと、こういう場をつくった」と語りかけると、「カワイイ～」「顔の脂の光り方が格好いい」など女子高生から黄色い声援が飛んだ。その後、党のネット番組で小池百合子元環境相（６０）、三原じゅん子参院議員（４８）と「主権回復を考える」をテーマにトークした。

　民主党の海江田万里代表（６４）は、党のブースで「会場を見て、参院選でのネット戦略に取り入れたい」と強調。維新の松井一郎幹事長（４９）は「ネットは、投票率を上げるのに重要な手段だ」と息巻いた。

　民主党関係者は「ネット選挙を見据えての参加です。今日の来場者の反応は参考になったし、今後に向けていろいろ戦略を練りたい」。各党とも来場者からメールアドレスを募るなど、参院選へ向け余念がなかった。

（2013年4月29日06時02分  スポーツ報知）

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