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日銀はきょう開いた金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を決定した。市場の見方は現状維持が多数を占めており、サプライズがなかったことから特別に材料視されることはなかった。売買代金首位のソニーは増額修正を手掛かりに買い先行となったが、3/21につけた年初来高値(1735円)の更新には至らず。朝高後伸び悩んでおり、本業(電機部門)の回復に対する懸念の大きさがうかがえる。引け後に発表された決算では、ファナックが注目される。13.3期の売上高は前の期比7.4%減の4983億円、営業利益が同16.7%減の1848億円。市場予想(売上高4811億円、営業利益1797億円)を若干上回る着地となったものの、今期の見通し(第2四半期累計まで)は売上高が前年同期比23.4%減の2020億円、営業利益が同39.1%減の620億円と大幅な減収減益が避けられないもよう。同社は指数の寄与度が高いだけに、連休中の外部環境次第では株安を引き起こす材料となる公算が大きい。
来週は薄商いから小動きの展開となりそうだ。大型連休の谷間で営業日が3日しかなく、積極的な商いは手掛けづらい状況といえる。週初は海外市況を受けて大きな動きがみられる可能性もあるが、それも寄り付きの早い段階で消化されるだろう。国内に目を向けると、30日に3月労働力調査・有効求人倍率や3月鉱工業生産といった重要指標の発表があり、決算発表も花王や三菱電、商船三井、ソフトバンクなど同日に主力どころが集中している。5/1〜2にかけては目立ったイベントもなく、決算発表も限られているため、手詰まり感が一層強まりそうだ。主力の大型株が手掛けにくい場面では、物色の裾野が広がっている中小型株が人気化することも考えられる。ジャスダック市場の売買代金は2010年10月のヘラクレスとの市場統合以降で最高水準を記録。海外投資家の資金が流入していることが確認されており、大型株を避けた短期資金によって中小型株が値を飛ばす展開も想定される。
26日の東京市場は日経平均、TOPIXともに反落。欧米株高を受けて買い優勢で寄り付くも、日経平均は節目の14000円を前に伸び悩んだ。為替相場が円高に振れたことや大型連休を控えてポジション整理の動きが出たことでマイナス圏に転落した。後場にかけて指数が再度プラス圏に浮上する場面があったが、中頃過ぎからは手仕舞い売りが膨らんだ。個別では、決算好調で今期も2ケタ増益見通しのJT、今期の大幅増益見通しが好感されたコマツなどが買われ、仏ダノンと海外事業の提携関係を解消との報道があったヤクルトは5%超の下落率を記録した。売買代金上位はソニー、アイフル、トヨタ、三菱UFJ、ファストリなど。業種別指数では、値上がりはパルプ・紙、空運、その他金融の3業種のみ。値下がりはその他製品、倉庫・運輸、水産・農林、不動産、ゴム製品などが上位に並んだ。
26日前場の東京市場は反落。買い先行も一巡後は高値警戒感による売りに押され、マイナス圏に沈んで前場の取引を終えた。業種別では、食料品、パルプ・紙、空運業が値上がり率上位。一方で、その他製品、水産・農林、倉庫・運輸が値下がり率上位となっている。売買代金上位は、ガンホー、ソニー、アイフル、SBI、三菱UFJなど。
米国株式市場は上昇したものの、朝方の東京市場は軟調。日経平均は14000円台を目前に失速した。東証1部の値上がり銘柄数は321、値下がり銘柄数は1318となっており、売りが優勢。規模別株価指数はすべて下落した。JT、コマツ、JALが高く、ガンホー、NEC、SBIが安い。根強い先高期待から買い優勢で始まったが、大型連休を控えて積極的なポジションを取る向きは限定的となった。朝高後は為替相場が円高方向に傾いたことをきっかけに売りが膨らみ、幅広い銘柄が利益確定売りに押された。日経平均は14000円に乗せられずに失速し、13900円も割り込んだ。現在のレベルで下げ渋れないとなると5日移動平均線(13746円)を試す可能性がある。
東京市場は欧米株高を背景に投資家の買い意欲が保たれそうだ。銀行株中心に内需系主力株への物色に加え、もみ合いが続くファストリ(9983)や電子部品など値がさ株の大幅高が見込まれる。引け後に予定されている黒田日銀総裁の会見を前に為替市場は動意に欠ける展開が予想されるが、国内企業の業績改善や欧米株への先高期待、ドル円相場の連休中の100円突破の可能性を警戒し、先物市場での買い戻しや裁定買いなどで日経平均は上値を試す展開が予想される。
予想レンジは14000円−14250円。4/2安値を起点に目先のN字波動が続いており、まずは4/12高値〜4/16安値までの下げの倍返し14132円を上回れるかが注目される。一方、4/25前後は基調に変化が生じやすい。
25日のNY株式市場は上昇。ダウ平均は前日比24.50ドル高の14700.80ドルで終了した。GSが5月にECBが利下げする可能性を指摘し、追加緩和による欧州景気の下支えが期待されたほか、新規失業保険申請件数が予想よりも減少したことが好感された。景気に先行すると指摘される輸送大手UPSの1-3月期決算の内容が堅調だったこともあり、指数は一時91.75ドル高まで上昇する場面があった。
NASDAQは20.33ポイント高、S&P500は6.37ポイント高で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ65円高の13985円、ドル建ては130円高の14050円で終えた。