“須磨海浜水族園” 前肢を失ったアカウミガメの「悠ちゃん」に人工ヒレ(第28モデル) を装着します!

記者資料提供(平成25年3月15日)
神戸市立須磨海浜水族園  担当:谷口、三根
TEL:078-731-7301/5020  FAX:078-733-6333 URL:http://sumasui.jp/

“須磨海浜水族園” 前肢を失ったアカウミガメの「悠ちゃん」に人工ヒレ(第28モデル) を装着します!

 須磨海浜水族園では、サメに前肢を食いちぎられて発見されたアカウミガメの「悠ちゃん」に人工ヒレを装着させる「悠ちゃんプロジェクト」を、(株)川村義肢、東京大学、京都大学、大阪大学等と協力しながら行なっています。平成21年から開始した悠ちゃんプロジェクトは今年で5年目を迎え、この度、3月20日(水曜・祝日)には、最新モデルの人工ヒレ装着試験を実施します。
 平成25年2月11日(月曜)に行った人工ヒレ(第27モデル)の装着試験では、ヒトがダイビングの際に用いるフィンを改良して作製された人工ヒレが披露されました。ヒト用のフィンを用いたことで、悠ちゃんはうまく水をかくことがでるようになったようで、これまでにないほどすいすいと泳ぐ様子が伺えました。残念ながら、第27モデルは当日のうちに外れてしまいましたが、プロジェクトメンバー一同、手応えを感じています。
 今回の試験では、さらなる改良を加えた人工ヒレ(第28モデル)が披露されます。同時に人工ヒレを装着した悠ちゃんの遊泳速度がどうのように変化するのかを知るために、データロガーという装置を用いて遊泳速度などのデータを採取し、分析を行います。

1. 装着試験開始日時

平成25年3月20日(水曜・祝日) 14時
 14時      プロジェクトメンバー集合、打ち合わせ
 14時30分頃〜 装着試験開始
 17時      人工ヒレ開発プロジェクト会議

2. 装着試験場所

当園 本館 波の大水槽

3. その他

開園時間内に試験を実施しますので、来園中のお客様も試験の様子はご覧いただけますが、来園者に向けて解説等を実施する予定はありません。

ヒト用フィンを用いた第27モデルの人工ヒレを装着して泳ぐ悠ちゃん

ヒト用フィンを用いた第27モデルの人工ヒレを装着して泳ぐ悠ちゃん